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おそらくこいつらは雑魚だから大したことはない
問題はチョロ松
他のやつらを相手にすれば一松の方も手があく
この二人とこの人数を相手取るのは無理だ
「この状況で僕らを相手取っても無意味なことはわかってるよね?…命が惜しければ僕らに手を貸せ」
「銃を下ろせと言っている!!従わなければ
そう言って、首に銃を押し付ける手に力を入れる
ぐりぐりと圧迫すると一松はゴホゴホとむせた
「お前が弟を撃てば、僕らは君を殺す」
こいつは嘘は言っていない
今ここで私は一松を殺すことはできるけど、チョロ松らも私を殺すことができる
死ぬのは嫌だ。でも、何もでにずに殺されるのはもっと嫌
「……」
「だから、手を組まないか」
「…手を組む、とは具体的に?」
「僕らは今、ある宝石を狙ってるんだけど、その宝石を管理している組織に目をつけられててね。侵入するのが少し面倒なんだ」
「つまり、私に石を盗んでこいと」
「そういうこと。無事ここに持ち帰ることができたら、お前を解放する」
きっとこれも罠だ
石を盗んだあと、私は始末されるに違いない
それでも…
考えろ、生き延びるため
自分にとって最善はなにか
そっと、一松に向けていた銃を下ろす
「わかった。
「契約成立、だね」
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クマノミ(プロフ) - 凄い!続き楽しみにしてます!頑張って下さい! (2018年8月30日 21時) (レス) id: 065e534e11 (このIDを非表示/違反報告)
殺鬼 - ななさんの作品大好きです!これからも頑張ってください! (2018年7月30日 12時) (レス) id: 38d6181df5 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 衣さん» 衣さんありがとうございます〜!更新頑張らせていただきます!! (2018年1月26日 20時) (レス) id: a84706a8e9 (このIDを非表示/違反報告)
衣 - うち、ななさんの小説すきっすこれからもがんばってこだせえ (2018年1月24日 0時) (レス) id: 9169589da1 (このIDを非表示/違反報告)
衣 - おもろ!続き楽しみ〜 かんけいないけどうち、不良だお (2018年1月24日 0時) (レス) id: 9169589da1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なな | 作成日時:2017年12月17日 10時