【文スト】転生して気付けば手遅れでした()【勘違い】

愚痴が十九 ページ21

A視点




あれから数日が過ぎた。




あれからは特に原作にお呼ばれすることもなく、学校でも友人とまではいかないが親しくなれそうな人が出来た。

困った事と言えば荷解きがまだ全然出来ていない事ぐらいで、平和に日々を過ごしていた。




………いや、やっぱりちょっと平和とは遠いかも知れない。




あのクッソ濃い一日の次の日の学校帰り、郵便受けにマフィアから手紙が来ていたのだ。




ややこしくて長い文を要約すると、

「やっぱり心配になので見えないとこにプロ護衛付けます byまふぃあぼす

追記：でも流石にプライベート空間には入れないから安心してね☆」だった。




つまりプロのストーカー付けられたのだ。控えめに言ってふざけんな。




うっそやん………お前………ロリコンお前………




ていうかこれ、この手紙お前の方の住所書いてねぇぞ………「やめてください」って書いてお手紙送れないじゃん………

連絡方法何も無いから本格的に抗議出来ないじゃん………ロリコンマジでお前………




因みに手紙は速やかに焼いた。




いや本当、なんか監視されてるって思うと気疲れするし出来れば今すぐにやめて欲しい。




でも残念ながら私は止める手立てを持たないのである。畜生。

そんな色々な感情を混ぜた溜息を吐いて、校門を出るちょっと手前に立つ。




因みに今はホームルームが終わったばっかりの放課後で、私は部活に入っていないのですぐに帰宅できるのである。

今は監視が付いてるって分かった状態でなんかまっすぐ家に帰るのもなぁ、って心境で校門手前に立っている。




あと流石にもう癒えに帰るまで迷子になったりしないから。大丈夫だから。




………護衛の人が居ないか、試しに辺りをきょろきょろと見回してみるが何も見つからない。

まぁプロって書いてたし当たり前だよね。




でもなぁ………このまま帰るのなんか嫌だし………プロだから視線を感じさせないのが唯一の救いと言うか。

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