春の訪れ?【宝生永夢】 ページ12
※エグゼイドとビルド(新世界)が同じ世界という設定
※夢主はビルド夢主です
前提情報
ビルド夢オリジナルキャラ
愛花(らぶか)
季実子が属するアイドルグループ、マカロンズのメンバー。16歳でピンク担当。スタイルが良く、歌唱力が一番高い。
ジェイミー
愛花と同じくマカロンズのメンバー。17歳で水色担当。アメリカからアイドルになるためやってきた。
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面白くもない単純作業に欠かせないのは音楽プレーヤーである。特にウォークマンはハイレゾ音質で好きな曲を聞ける為、好きなゲームのサントラを入れれば僕は大好きなゲームの世界にそのBGMと共に入ることができるというわけだ。しかし、最近ではサントラを再生する回数が日に日に減ってきている。勿論多忙だからというのもあるが、一番の理由は。今夢中になっているアイドルのせいだ。
貴利矢さんは「永夢〜、何聞いてんの?」と僕のイヤホンを片耳奪うと、右耳に装着した。別にあまり気にするタイプではないけれど、人生初のハートイヤホンの相手が男性の友人というのは少し耐え難いものがある。
「あれ、これ聞いたことある……。最近よく流れてない?」
「当たり前です!3rdシングル"笑顔のジンクス"はCD売り上げランキングでも10位以内。ダウンロード数はB面の危ない土曜日が、本家本元のキャンディーズと共に5位以内に入ってるんですから!最近では危ない土曜日が新しいスマートフォンのCM楽曲に起用されて頻繁に流れてますし……」
「えーとつまり、誰の曲だっけ?」
「マ カ ロ ン ズ で す !」
あぁそうだそうだ聞いたことある!と納得する彼にフッと息をつきつつ、スマートフォンでマカロンズの画像を出し彼に見せた。
「貴利矢さんも一回くらい見たことあるでしょ?」
「うーん……。自分はピンクの子が好みかな」
「別にどの子を推したいかなんて聞いてませんよ……」
「永夢はどの子を推してるとかあんの?」
「え、な、内緒です!」
「メンバー三人しか居ないんだからすぐ分かることなのに、別に隠さなくていいじゃん。水色の外国人?」
「言いませんって!」
二人言い合っていると、ポッピーが僕らに駆け寄ってきて僕の肩を掴む。
「永夢、貴利矢!急患!すぐ部屋に運び込めるように準備して!」
「……!分かった、患者は?」
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作者名:サインバルタ | 作成日時:2019年9月25日 10時