stage.0.1【エボルトの苦悩】 ページ48
オマケその2
「なぁ、内海。ちょっと聞きたいことがあるんだが……」
「えぇ」
「夜の営み中、どうしたら大人の男っぽく余裕を持てると思う?」
「ブフォッ!!」
「なんだよ内海、汚いなぁ」
「失礼しました……。し、しかし……」
唸る内海。
「まさかお前…。童貞か?」
「ッ!!な、何故それを……!い、いえ、なんでもありません……」
「童貞っぽいもんなぁ……」
「貴方には言われたくありませんね」
「ははっ、悪い悪い」
「まぁ、相手の気持ちを汲むことではないでしょうか?」
「俺にそんな事ができると思うのか?」
「さぁ……でも、今のエボルト様なら不可能ではないかと」
「どういうことだ?」
「少しずつ、人間味を得ていっているのではないかとお見受けしまして。出過ぎたことを言ってしまったのなら申し訳ありません」
「いやぁ……?お前から見てもそう見えるのなら嬉しいね。俺の計画も順調に進むってもんだ」
「しかし……」
何か考え込む内海。
「どうした?」
「そうまでして手放したくない西城季実子とは、どのような人物なんですか?」
「そうだな……。あざとくて、強かで、小賢しくて、可愛い……。子供……?」
「子供」
謎は深まるばかりだった。
オマケその3
「葛城せーんせ」
「エボルト……どうした」
「内海に聞いたんだけど、あんまりいい回答が得られなくてなぁ……」
「なんの話だ?」
「夜の営み中、どうしたら大人の男っぽく余裕を持てると思う?」
「ンッンーーーー!!!」
「俺は地球に来て初めて一番デカイ咳払いを聞いた気がする」
「何故そんなことを聞く……」
「いやぁ、俺の彼女がさ」
「お前に彼女が……?」
「俺のことを余裕のある大人の男だと思っているみたいでなぁ」
「擬態している見た目がそうだからな……」
暫し考え込む葛城。
「あまり気負わないことだな。余裕さをアピールしすぎると逆にガキ臭くなる。時折余裕を見せ、時折欲を見せる。そうすれば……」
「なんか生々しくて気持ち悪くなってきた」
「お前が聞いたんだろう……。しかし、君を射止める女とは、一体どんな女なんだ?」
「うーん、ぶりっ子アイドル……?」
「ぶりっ子アイドル」
エボルトも色々と大変なのである。
→オマケ「有名コピペシリーズ」
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うれい(プロフ) - Haiterさん» コメントありがとうございます!マスターと夢主のやりとりは一番楽しんで書いているところなので、お褒めいただき嬉しい限りです!夢主まで好みと言ってくださるとは……!これからも性格の悪い彼女が暗躍しますが、彼らの幸せを願って下さると幸いです^^ (2018年12月9日 15時) (レス) id: 41522bcf43 (このIDを非表示/違反報告)
Haiter(プロフ) - 初めまして、コメントさせていただきます。マスターとヒロインのやり取りが可愛くてニヤニヤしながら、毎回読ませて頂いてます!ちょっとダークなヒロインも好みで大好きです!これからも更新楽しみにしております(*´▽`*) (2018年12月8日 23時) (レス) id: fd3983f77f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サインバルタ | 作成日時:2018年11月20日 6時