どろり。 2 【東京卍リベンジャーズ】

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「怪我大丈夫？絆創膏あげるよ」
「あ、あざっす…！」

花垣と目線を合わせ、鞄から大きな絆創膏を手渡すA。

「消毒してから貼りなね、バイキン入っちゃうから」
「はっ、はい！」
「バイキンだって。言い方カワイーね、A♡」
「マイキー、馬鹿にしてる？」

してないって！と言いながらマイキーはキヨマサの方へ進んで行く。


「お前が喧嘩賭博(これ)の主催？」
「は、はい…！」

そう頷いたキヨマサにマイキーは得意の足蹴りを顔面に1発喰らわせると、そのまま髪を掴み上げ、

「誰だオマエ」

と言うと、顔面を只管殴り続ける。

殴られ続けて意識の飛んだキヨマサを地面に放り投げ、最後の仕上げに頭を踏んづけて話し始めるマイキーに、周りの群衆もかなり引いている。


「…さて。帰ろっか、A、ケンチン」

先程までとは別人レベルの笑みを浮かべ、2人の名を呼ぶマイキー。

喧嘩賭博とかくだらねー。そう言いながらAの腕を掴み、公園の出口へと進むマイキー。

「ねぇマイキー、顔に血ついてるよ？」
「Aが拭いて♡」
「汚ねぇから触んな、A。自分でやれよマイキー…」


「東卍の名前落とすような真似すんなよ…」
続いて龍宮寺も2人の後ろに着いていくように歩き出した。


「タケミっち！」

「またね」
「ばいばーい！」


Aとマイキーは振り返り、花垣へ別れの挨拶をした。

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