Cause, I love you. to センラ ページ26
・
「僕と、結婚してください」
私の誕生日に、プレゼントだと連れてきてくれた高そうなホテルのレストランで。イタリアンのコースの、残りはデザートとコーヒーだけ、というタイミングで。
あまりにベタなシチュエーションだけれど、どんなシチュエーションでもドキドキするものだなぁ、と振り返った今なら思える。
雑誌のページを捲りながら、マグカップのなかみをのどに流しこもうとしたところ、空っぽになってしまっていたので、この天才的なホットチョコレートを作ったセンラくんを呼ぶ。
「ねぇ、だーりん」
「脱ぎっぱなし〜」
「くーつーしたも裏返しで〜」
「ごめんなさい」
そうね、あなた昨日、靴下裏返しにしたまま洗濯機に入れたわよね。汚れ取れないからやめてって言ってるのに。いや、別にいいんだけど。
「で、どうしたん?」
「おかわり欲しいなって」
「ん、オレンジ入れる?」
「お願いします」
なんて、関係が半歩進んでも変わらないやりとりが、幸せだなあって。
I want you!!! very much!!!→←...You're my medicine.
24人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Rin(プロフ) - しゅーずさんや3部さんやS!Nさんの作品と初めて巡り会えてテンションあがりました!もっとのびてほしいです…これからも更新楽しみにしています! (2019年7月15日 21時) (レス) id: 6f41a7d296 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:硝子体 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/glass/
作成日時:2019年6月26日 20時