遊木真の兄は皇帝のお人形(男主)

人形‐6話 ページ8

私達KnightsのLeaderがこの前やっと戻ってきました！！！

どんな方なんだろうと楽しみにしていましたが、その期待はあっさりと崩れさりました。

(何なのです！あの方！
私の名前は覚えてくれませんし、
壁や床にはInspirationがどうとか言って作曲をし始めますし！！！)

プンスカ怒っているとleaderが口を開けました。

「なぁなんでAがいないの？」

…A？
誰でしょうか…？
leaderのご友人…？

誰なのか聞こうとすると瀬名先輩、凛月先輩は苦しそうな顔をしていました。

鳴上先輩もなんでおふたりがそのような顔をしているのか分からないみたいです。

私は思い切って聞いてみました

「あの、Aとは…？」

すると、一番最初に反応したのはleaderでした。

「な！？お前Aのこと知らないのか！？
人生損してるぞー！！
Aと一緒にいたら幸せな気分になるし、インスピレーションは湧くし！
取り敢えず最高な奴なん「王様。」」

leaderの言葉は瀬名先輩に遮られてしまいました。

少し、顔が怖いです…いや、怖いことはいつもの事なんですけど、

「もー！なんだよ！セナ！
新人にAのこと教えてるのに！」

leaderは頬を膨らませプンプンと、効果音がつきそうな感じで怒っていました。

ていうか、新人じゃないです。朱桜司です。


「王様。聞いて。Aは───────…」









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「Aは天祥院に奪われちゃったんだよ。
あの日、俺達の最悪の思い出の場所で」




「…は？」




それを聞いたleaderの顔は酷く怖い顔をしていた。

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