episode2 ページ4
何年ぶりだろう。11年ぶりくらいかな…
クロハ「…元気？」
クロハは、わたしをそっと離すと、目を見て笑顔で話す。
A「うん!!
会えて嬉しい。」
わたしも笑顔で返す。
嬉しい。
嬉しすぎて心臓が大きく音をたてて跳ねる。
そんなことを思っていると、クロハがわたしの手をぎゅっと握って言う。
クロハ「わり。俺、シャワー浴びてくる。
だから後でゆっくり話そう。」
キラッキラの王子様のような笑顔でクロハは、言う。
A「うん。
それじゃぁ、後でわたしの部屋に来てくれる？」
クロハ「了解。」
クロハは、わたしの頭をわしゃわしゃと撫で、メイドと一緒に行ってしまった。
変わってないなぁ。
クロハに撫でられてぐちゃぐちゃになった髪を整えながら、部屋までの道をゆっくりと歩く。
まずは、何を話そう。
クロハがいなかった間の城の様子とか
わたしの成長記録とか
そしたら、わたしもクロハの話を聞くの。
そんな風にまた楽しく喋る。
A「…楽しみ。」
クロハのことを考えていると、自然と微笑んでしまう。
なんか変な感じ。
なんだか少し恥ずかしくなって、自分の部屋までつくと、ベッドにダイブする。
今日のために部屋は、綺麗にしていたのだ。
大丈夫。
──────────────────────
コンコンコン
「…開けるよ。」
そう声がしてベッドから起き上がると、クロハがタオルで髪の毛を拭きながらドアのところにいる。
A「クロハっ！」
そこには上半身裸に、タオルで髪の毛を拭いているクロハの姿があった。
背も前より高くなって、体もまえよりガッシリしている。
男の人って感じ─
クロハ「…見惚れた？」
ん？
あれ？
クロハって…
そう考えていると、わたしの考えていることがクロハの行動によって途切れた。
クロハが、だんだん私に近寄ってくる。
唇に暖かく柔らかい感触がした。
びっくりして閉じてしまった目を、ゆっくりとあける。
すると、すぐそこには、クロハの顔があった。
どうにか離れようと、クロハの肩をドンドンと叩く。
A「んっ。んんっ…。」
苦しいっ。
わたしの力では、とうていクロハに叶わないらしい。
ギシッ
その音と同時に視界が回り、背中がベッドについていた。
シャーッとわたしの後ろの蛇が唸ると、やっとクロハは、顔をあげた。
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しづゆう。 - クロハ格好よすぎです// 小説面白いです！更新ファイトです！ (・∀・´)ゞ (2016年5月26日 17時) (
レス) id: a227697c47 (このIDを非表示/違反報告)
みらーる - 女郎蜘蛛さん» 言えてますね！クロハいつもより優しいしぃぅゎっふぁ///キュンキュンしましたぁ！更新待ってます!!! (2015年11月4日 19時) (レス) id: 7e4609fa6f (このIDを非表示/違反報告)
まゆぽん - 更新頑張ってくださいませ！めっちゃおもろいですＷお気に入りにしよ (2015年5月6日 23時) (レス) id: 8e747b4d2c (このIDを非表示/違反報告)
このこの - 見ていて顔が赤くなりました。 (2015年4月3日 11時) (レス) id: 854948b4f0 (このIDを非表示/違反報告)
女郎蜘蛛 - クロハかわい〜って本人の前でいいたい*\(^o^)/* (2015年3月14日 20時) (レス) id: e2f8fa9d2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まろ | 作成日時：2014年10月28日 18時
