検索窓
今日:8 hit、昨日:2 hit、合計:23,186 hit

episode16 ページ19

って


なんだ。なんだ!!



そんなの…





何かして欲しいみたいじゃんかっ!




A「…く、クロハのばかっ。

アホ。

お、お、おたんこなすっ!!」





そう言って、クロハから背を向け隣にねっころがる。


クロハとは、背中あわせの状態だ。





ゲーム

まだ途中なんだけど。







クロハ「…おい。」



クロハの声が後ろから聞こえてきて、少しだけ振り向く。



A「…何?」



いつもとは違って夜のため、喋るボリュームを少し下げる。

クロハの吐息も近い気がした。






クロハ「…明日。


朝食の後、あけとけよ。」



A「…へ?」




クロハのいきなりの言葉にドキッとする。

明日は、朝食の後からずっと暇で、一日中ずっと本を読むつもりだ。



何かあったっけ?




そう思い、クロハの方を向くため、寝返りをうつ。




A「…ひゃぁっ!!」




すると、すぐ目の前には、こちらを向いているクロハの顔があった。


互いのオデコと鼻がくっつき、息づかいまでわかる距離。






ライトイエローに輝く瞳がじっとこちらを見つめる。




A「…なにっ…」






クロハ「ダンスパーティー。」



は?





え?だ、ダンス?




クロハ「明後日の。

あ、まさか姫忘れてたんだ。」




ぷくくっとすぐそこで笑い出すクロハは、わたしのことをバカにしている。




A「…し、知ってるよ!

アレでしょ?うちのダンスホールでやるやつ!!」




大声をだしてそう言うと、クロハに、長い指で唇を塞がれ、怒られる。

クロハ「…みんな起きる。」






いつもは、結っている髪の毛が乱れる様子と、なんともその仕草が色っぽくて何も言えない。




そんなことを考えていると、クロハが話をはじめた。



クロハ「俺がドレス、選んでやるよ。」



クロハは、そう言うと、わたしに背を向け、布団をかぶる。




え、えっと…








クロハ「あ、あと…」




クロハは、もう一度わたしの方を向く。







クロハ「ダンスパーティーの夜は



俺に頂戴?



俺と

踊ろう。」



クロハは、ニカッとさわやかな笑顔をわたしに向けると、布団をかぶってしまった。

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←episode15



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (83 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
89人がお気に入り
設定タグ:カゲプロ , クロハ , 恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

しづゆう。 - クロハ格好よすぎです// 小説面白いです!更新ファイトです! (・∀・´)ゞ (2016年5月26日 17時) (レス) id: a227697c47 (このIDを非表示/違反報告)
みらーる - 女郎蜘蛛さん» 言えてますね!クロハいつもより優しいしぃぅゎっふぁ///キュンキュンしましたぁ!更新待ってます!!! (2015年11月4日 19時) (レス) id: 7e4609fa6f (このIDを非表示/違反報告)
まゆぽん - 更新頑張ってくださいませ!めっちゃおもろいですWお気に入りにしよ (2015年5月6日 23時) (レス) id: 8e747b4d2c (このIDを非表示/違反報告)
このこの - 見ていて顔が赤くなりました。 (2015年4月3日 11時) (レス) id: 854948b4f0 (このIDを非表示/違反報告)
女郎蜘蛛 - クロハかわい〜って本人の前でいいたい*\(^o^)/* (2015年3月14日 20時) (レス) id: e2f8fa9d2c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まろ | 作成日時:2014年10月28日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。