episode16 ページ19
って
なんだ。なんだ!!
そんなの…
何かして欲しいみたいじゃんかっ!
A「…く、クロハのばかっ。
アホ。
お、お、おたんこなすっ!!」
そう言って、クロハから背を向け隣にねっころがる。
クロハとは、背中あわせの状態だ。
ゲーム
まだ途中なんだけど。
クロハ「…おい。」
クロハの声が後ろから聞こえてきて、少しだけ振り向く。
A「…何?」
いつもとは違って夜のため、喋るボリュームを少し下げる。
クロハの吐息も近い気がした。
クロハ「…明日。
朝食の後、あけとけよ。」
A「…へ?」
クロハのいきなりの言葉にドキッとする。
明日は、朝食の後からずっと暇で、一日中ずっと本を読むつもりだ。
何かあったっけ?
そう思い、クロハの方を向くため、寝返りをうつ。
A「…ひゃぁっ!!」
すると、すぐ目の前には、こちらを向いているクロハの顔があった。
互いのオデコと鼻がくっつき、息づかいまでわかる距離。
ライトイエローに輝く瞳がじっとこちらを見つめる。
A「…なにっ…」
クロハ「ダンスパーティー。」
は?
え?だ、ダンス?
クロハ「明後日の。
あ、まさか姫忘れてたんだ。」
ぷくくっとすぐそこで笑い出すクロハは、わたしのことをバカにしている。
A「…し、知ってるよ!
アレでしょ?うちのダンスホールでやるやつ!!」
大声をだしてそう言うと、クロハに、長い指で唇を塞がれ、怒られる。
クロハ「…みんな起きる。」
いつもは、結っている髪の毛が乱れる様子と、なんともその仕草が色っぽくて何も言えない。
そんなことを考えていると、クロハが話をはじめた。
クロハ「俺がドレス、選んでやるよ。」
クロハは、そう言うと、わたしに背を向け、布団をかぶる。
え、えっと…
クロハ「あ、あと…」
クロハは、もう一度わたしの方を向く。
クロハ「ダンスパーティーの夜は
俺に頂戴?
俺と
踊ろう。」
クロハは、ニカッとさわやかな笑顔をわたしに向けると、布団をかぶってしまった。
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しづゆう。 - クロハ格好よすぎです// 小説面白いです!更新ファイトです! (・∀・´)ゞ (2016年5月26日 17時) (レス) id: a227697c47 (このIDを非表示/違反報告)
みらーる - 女郎蜘蛛さん» 言えてますね!クロハいつもより優しいしぃぅゎっふぁ///キュンキュンしましたぁ!更新待ってます!!! (2015年11月4日 19時) (レス) id: 7e4609fa6f (このIDを非表示/違反報告)
まゆぽん - 更新頑張ってくださいませ!めっちゃおもろいですWお気に入りにしよ (2015年5月6日 23時) (レス) id: 8e747b4d2c (このIDを非表示/違反報告)
このこの - 見ていて顔が赤くなりました。 (2015年4月3日 11時) (レス) id: 854948b4f0 (このIDを非表示/違反報告)
女郎蜘蛛 - クロハかわい〜って本人の前でいいたい*\(^o^)/* (2015年3月14日 20時) (レス) id: e2f8fa9d2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まろ | 作成日時:2014年10月28日 18時