遊園地は知っているpart２

第60話 ページ39

夏凛目線ですぜぃ
ーーー
どうしよう！？
ドキドキがおさまらない。
先程の秀一の言葉から私達は1度も顔をあわせてない。
お互いに今の自分の顔を見られるのが恥ずかしいからだろう。
本城/星野「…」
私達の間には沈黙しかない。
ずっと降りるまでこのままなのだろうか。
そう考えたが私の予想はあっさり裏切られた。
星野「あっ。」
その言葉で私は秀一の方に振り向いた。
本城「どうしたの？」
秀一は何かに驚いてるみたいだ。
星野「あれ、見てみろよ。」
本城「ん？…えっ、どうして…」
秀一が指を指した方を見ると、今日一緒に事件を解決しようとしていた皆が居た。
それだけではない。
私や秀一の母さんや父さん、有紗さん達まで…
なんでこんなに私の知り合いが集まっているの！？
観覧車の降りる場所の近くには私達の知り合い以外は誰も居ない。
よく見れば私達の後のゴンドラには、誰も乗ってないみたいだ。
本城「なんで、母さん達がいるの？」
星野「分からない。皆も全員いるし…」
私達は頭の中が疑問でいっぱいのままゴンドラを降りた。
本城「皆！どうしたの？」
星野「父さん達まで、なんで居るんだ？」
全員-本城､秀一「夏凛、秀一、カップル成立おめでとー！」
私達の疑問をよそに、皆は私達を祝福した。
本城､星野「えっと、あ、ありがとう？」
近藤「こんな時まで息ぴったりだね！さすがカップル！」
な、なんでそのことを！？
冬井「夏凛この状況を理解してないみたいだぞ。」
ず、図星です。
美門「誰か説明してあげなよ。」
おねがいします…
上杉「そーゆーお前が説明すればいいだろ。」
美門「俺はこの状況を説明する人に適してないよ。」
え〜、もう誰でもいいから説明してよ！
小塚「僕達kzの中では黒木が1番詳しいけど…」
でも違うとでも言うように、小塚君は黒木君を見た。
黒木「俺じゃない方がいいかな。」
黒木君は頷きながらそう答えた。
立花「私達kzの中には説明をするのに適任な人がいないかな。」
若武「あぁ、俺ら以外が言った方がいい。」
そうなの？
大石「私達の中では翔よね？」
内田「そうだよ〜。でもこーゆーのは計画者さん達が言うのがいいんじゃない〜？」
計画者って誰！？
"達"なんだから1人じゃないんだよね？
忠「じゃあ、僕達じゃないね。」
有紗「そうね。」
勇輝「うん！」
ということは…
本城母､星野母「2人ともお察しの通り、計画者は私達よ！」
ですよね…
てか、絶対この2人裏で声ハモらせる練習したな←

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