検索窓
今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:75,090 hit

. ページ21

.


「私の小さい頃の夢、なんだと思う?」


.


ベッドの中、布団の外はまだ寒いから


布団を首下まで被って俊哉くんに聞いてみる。


.


「え〜?パン屋さん、とか?(笑)」


「ブッブー」


「ケーキ屋さん?」


「違うよ」


「タピオカ屋さん」


「なにそれ...」


「焼肉屋さん?」


「...ねー、なんで食べ物ばっかりなの?」


.


下から見上げるようにジトーっと俊哉くんを睨むと


おでこにチュっとキスをされた。


.


.


.


「ごめんごめん(笑)正解教えて?」


さっきよりも近くなった距離で囁かれる。


.


.


.


.


.


「...プリンセス」


.


.


言った後で、何言ってんだ私!って我に帰る。


成人済みの大人の女が、初めて抱かれた後に...


.


恥ずかしくなって顔を見られないように

俊哉くんの首元に顔を埋める。


.


呆れたような笑い声が聞こえると思ってた


.


.


.


.


「なんだ、もう叶ってるじゃん」


.


呆れても、笑ってもいないその声に顔を上げる。



.


.


「だって、Aちゃんはもう俺だけのプリンセスでしょ?」


.


.


.


私だけの王子様は、どうやら私を幸せにする天才みたいです。


.


.


.


.


.


.


-fin-

y -慣れ、だれ、崩れ-→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (202 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
864人がお気に入り
設定タグ:Kis-My-Ft2   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:コツメ | 作成日時:2019年6月10日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。