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理不尽 ページ3

ハナがクラスに友達をなくしたのは、あの日からだった。

 私は転校生、ハナ。転校してきて、誰がどんな子なのかも全然分からないし、誰となら気が合いそうのかも
何もかも全く分からなかった。
そんなだから私は、早く友達を作らないと、って思ってた。みんなが最初は近寄って来てくれる、だけどそれは、
転校生が珍しいからであり、私と仲良くなりたいからではなかった。

 「早く、自分に合う子を見つけないと」そう思ってた私は、友達を作ろう、早く作ろう、と必死だった。
それがよくなかったのだろう、私は、幸運なことに友達を2人作ることができた、と思っていた。
いや、実際できたのだ。2人は私に優しくしてくれて、私もそれがすごく嬉しかった。

 そう幸せを感じていた矢先、クラスの代表のような子が私に、
「なんでこないだ入ってきたのにもう親しくなんかなっちゃってんの?」と。
言葉のナイフってこれのことなんだって思ったよ。

幸せ→←最後



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設定タグ:短編   
作品ジャンル:詩/ポエム, オリジナル作品
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作者名:マーチ | 作者ホームページ:https://twitter.com/march059  
作成日時:2018年1月22日 2時

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