眠り姫 1 ページ7
「…眠ぃ……」
「…今の声凄いドスが効いた声だったよ…」
「……あ？ああ、羽風先輩…」
「え、Aちゃんが俺のこと女たらし先輩って呼ばないとか…
結構重症だね。大丈夫？」
そんな羽風先輩の声にも上手く反応できない。
今は海洋生物部の部室で休んでいる所だ。
例の三笠先輩のせいで寝不足なのである。
何だろ…遊木先輩の前の瀬名先輩みたいな…。
「ねえAちゃん。私達、ちょっと距離があると思うの…。
だからお姉ちゃんって呼んでみて♡」
「何故こうなった」
こんな具合に。
家に帰ってもLINEを交換してしまったので毎日連絡が来るのである。
しかも毎日、深夜に、である。
別に肌とかは気にしてなかったが、嵐姉さんに
「おは……Aちゃんちょっと来なさい」
と言われ説教を受けたくらいである。般若だった。
クマは許してよ…仕事あるんだよ私にも…。
しかし、同じ深夜に連絡して来る三笠先輩はツヤッツヤである。
先輩曰く、
「え？Aちゃんと話してるのに元気にならないなんてことあるの？」
私は疲れる。
今度から辞めて下さいと言うと渋々下がってくれた。
しかし、昨日一昨日、一昨々日と殆ど寝れなかった私はフラストレーション溜まりまくりである。
一応先輩である羽風先輩にもこの態度。ヤンキーかな。
あ、でも無理。マジ無理。
頭が「早く寝ろや！！」というように寝ようとする。
首がカクンと傾く。
それに比例して体も倒れ＿＿＿＿
「…本当にお疲れだね？
肩貸してあげるから寝なよ。いま颯馬くんもいないし奏汰くんもいないから」
＿＿＿るところを羽風先輩が支えてポスっと先輩の肩に頭を乗せられる。
…くそ、いい感じに暖かい。
すいません、と呟いて眠りに落ちる。
ふいに感じた柔らかい感触には気づかないままで。
「……いい夢を」
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狼(プロフ) - カルピンさん» うわあああごめんなさい！仮にもらびおじなのに…俺の阿保… ありがとうございます！頑張ります〜！ (2017年3月5日 18時) (
レス) id: 487fc714f0 (このIDを非表示/違反報告)
カルピン(プロフ) - こんばんは、楽しく見させて頂いております。仁兎の字が間違っていますよ。(なんかそっけない文ですいません(泣 これからも頑張ってください！ (2017年3月4日 6時) (レス) id: 585f549c90 (このIDを非表示/違反報告)
狼(プロフ) - ウィング・ジョーカー《sgsyi 》さん» ありがとうございます！言葉が綺麗なんてそんな…！恐縮です！書いてる人間の心は汚いですけどね(( (2016年11月11日 21時) (レス) id: 487fc714f0 (このIDを非表示/違反報告)
ウィング・ジョーカー《sgsyi 》(プロフ) - こんばんわ！この小説読んでてとても面白いです！言葉がとても綺麗で読んでてまず飽きません。これからも頑張ってください！応援してます！ (2016年11月11日 19時) (レス) id: 3f8be5b0cb (このIDを非表示/違反報告)
狼(プロフ) - 瀬名 凛さん» いや、一風変わった子の方が面白いなって思ってて。キャラは基本爆発させてます。キャラ崩壊しててすいません((ありがとうございます！更新頑張ります〜！ (2016年9月24日 21時) (レス) id: 487fc714f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狼 | 作成日時：2016年9月20日 0時
