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「お前が好きなんだ！！！」
離れていく背中を、このまま黙って見ていくだけじゃやってられなくて。
咄嗟にAの手首を掴んだ。Aの顔を見るのさえ怖かった。
「…は？」
ぎゅっと目を瞑る。
ああ、足が震える。怖くて声も出ない。
「嘘つきでごめん
俺は…ずっと前からお前が好きなんだ
俺が今までお前に言った好きは───全部ほんとの言葉だ」
声が震えていても、それでもすらすら言葉が出てきて。
「これ以上好きにさせないでくれ…！
ッ俺の、本番の相手は───！
お前なんだよ！ Aが、俺は好きだ！」
勢いで顔を上げた。
Aは潤んだ瞳を大きく見開いていた。
沈黙が続く。どうしようもなく気まずかったけど、気恥ずかしさで言葉さえ紡げない。
「…こちらこそ」
「え？」
「私でいいなら、こちらこそ…よろしく」
その瞳は、嬉しそうに細められていて。
「…ッ俺と、付き合ってください」
「うん、私でいいなら、喜んで」
幸せな夢でも見てるのかって、何度も何度も、自分の頬を抓っていたら、「現実だよ」って、Aが笑った。
───ああやっぱり、俺はお前が好き。
隣で俺を支えてくれる、かっこよくてかわいいお前が、どうしようもなく、好き。
◇
ギャロップ・コンフェッション ページ28
◇
離れていく背中を、このまま黙って見ていくだけじゃやってられなくて。
咄嗟にAの手首を掴んだ。Aの顔を見るのさえ怖かった。
「…は？」
ぎゅっと目を瞑る。
ああ、足が震える。怖くて声も出ない。
「嘘つきでごめん
俺は…ずっと前からお前が好きなんだ
俺が今までお前に言った好きは───全部ほんとの言葉だ」
声が震えていても、それでもすらすら言葉が出てきて。
「これ以上好きにさせないでくれ…！
ッ俺の、本番の相手は───！
お前なんだよ！ Aが、俺は好きだ！」
勢いで顔を上げた。
Aは潤んだ瞳を大きく見開いていた。
沈黙が続く。どうしようもなく気まずかったけど、気恥ずかしさで言葉さえ紡げない。
「…こちらこそ」
「え？」
「私でいいなら、こちらこそ…よろしく」
その瞳は、嬉しそうに細められていて。
「…ッ俺と、付き合ってください」
「うん、私でいいなら、喜んで」
幸せな夢でも見てるのかって、何度も何度も、自分の頬を抓っていたら、「現実だよ」って、Aが笑った。
───ああやっぱり、俺はお前が好き。
隣で俺を支えてくれる、かっこよくてかわいいお前が、どうしようもなく、好き。
◇
ホルト・リプライ→←リハーサルは、いらない/2 side N
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まいとりー。(プロフ) - 夏目かこさん» 夏目かこさん、コメントありがとうございます。そうです、大正解です！！ (2022年9月14日 7時) (
レス) id: a716690bac (このIDを非表示/違反報告)
夏目かこ - ハニワですね、告白予行練習 (2022年9月13日 23時) (レス) @page3 id: 26710bd71c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まいとりー。 | 作成日時：2021年11月20日 23時
