君にだけは負けたくない！【赤司征十郎】

２８・演技 ページ29

え、演技って…？

私はなぜこんなところで演技(劇？)をしなければならないのかを考えた

それはもう、精一杯


でも、なぜか分からなかった

私はよく、非常識だと言われる

……この演技は“常識”なのかな…？



ﾓﾌﾞ女1「ちょっとぉ！赤司様から離れなさいっ！！」

ﾓﾌﾞ女2「ちょーしこいてんじゃないわよっ！！！」



赤司くん……じゃなかった、征くん目当ての女子達が私(?)に向かって暴言を吐く

ウム、やはり女子という生き物はよく分からない

よってたかって、とゆうかグループで行動するし

なぜか会話をしているだけでキャッキャッとハートが飛んでくる



赤司「……A、準備はいいか？」


A「……っ！…、うん。いいよ」

赤司「俺に合わせて、緊張しちゃダメだよ((ﾎﾞｿ」


A「…////」



耳元で囁かれたのでちょっと吃驚した

でも、嫌じゃなかったな………、え？


私、今なんて…………？



赤司「…悪いが、君たちは何を言っているんだ…？」

ﾓﾌﾞ女｢｢｢………え``？｣｣｣


赤司「俺の“彼女”に何を言っているんだ？俺のことはどう言ってもいいが、Aのことは悪く言うな。俺に言っていると同じことになる、気を付けろ」



A「……ぇ////」

ﾓﾌﾞ女｢｢｢ぃ、……いやあぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!!!!!」



……征くん、すごい……



赤司「行くよ、A。こんな奴らにかまっていられる時間は無い」

A「あっ…うん！」



女子達が泣き叫んでいるのを無視して教室へ向かった



てゆうか、私何もしてないし……





赤司「ありがとう、助かった。毎日毎日鬱陶しかったんだ」

A「あははｗｗ、でももう大丈夫だね^^」


赤司「あぁ、…それなんだが……



　 このまま、恋人のフリをしてくれないか…？」



………………………は???

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