君にだけは負けたくない！【赤司征十郎】

１５・メール ページ16

A「ただいま〜……」


誰もいない家と分かっているのに言ってしまう

私は悲しい人間なのかな…？


A「………お腹すいた…」



帰ってきてすぐに冷蔵庫へ行く女子なんて、私ぐらいしかいないでしょう

とてもむなしい…



そんなむなしい女子にメールが届いた

それはもちろん“赤司くん”




✉黒瀬 Aさん
ＲＥ：こんばんは

こんばんは、さっきぶりだね

突然なんだが明日、一緒に登校しないか？

生徒会の事もあるしね

そうだ、俺がさっき言ったこと

忘れてないよね？


じゃあ、良い返事を待ってるよ

＿＿＿ＥＮＤ＿＿＿





A「…………。


　 完全に一択じゃないかっ！！」



そうです、赤司くんの言うことは絶対です

忘れてません、はい



✉赤司 征十郎くん
ＲＥ：ＯＫ！

いいよ^^

それじゃあ、何時にどこへ行けばいいかな？

私はどこでも大丈夫です！

お返事待ってます

＿＿＿ＥＮＤ＿＿＿




A「…ふぅ〜…、さて何食べようかな〜♪」


冷蔵庫をあさっていると、またもやメールが届いた



A「(赤司くん、返信速いな〜…)」




✉黒瀬 Aさん
ＲＥ：良かった

そうか、なら良かった

待ち合わせは君の家の前

時間は６：４０

遅れないようにしろ

遅れれば…どうなるか分かるな？

ではまた明日、おやすみ


＿＿＿ＥＮＤ＿＿＿




A「…絶対に遅れない！！！」


これは遅れてはいけない

このメールを見れば誰でもそう思うだろう



A「６：３０に出てよ…;」


そしてまた、冷蔵庫をあさり始めた




ガサゴソガサゴソ



A「………無い…」



いくら冷蔵庫をあさっても飲み物しか入っていない


「ぐぎゅるるるる…」

A「…お腹すいた……」



私は自分の部屋へ行き、お財布を持って家を出た






A「コンビニ行こっ…」


暗い夜の道を進んでいった

１６・コンビニか〜ら〜の〜？((殴→←１４・交換

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