君にだけは負けたくない！【赤司征十郎】

１０・会議レベル１ ページ11

赤司「失礼します」

A「しつれーしまーす……」


黒歴史を自ら生んでしまった私はこれからどうすればいいんだ…

と、思っています


生徒1「会長、副会長！お疲れ様です！」

生徒2「会議の準備をしておきました！」


一年生の生徒会役員が私たちのところへお辞儀をしにきた

そんなにかしこまらなくてもいいと思う

だって、たった１年早く生まれたからって威張れる訳でも無いし



赤司「すまない、準備をやってもらって…。ありがとう、感謝しているよ」

A「ありがと〜✿」


一応、やってもらった側なのでお礼はしっかりとする


1･2「い、いえ///！」


確か、今日は７月の終業式前にやる球技大会についてだったっけ


赤司「放課後、皆に集まって貰ったんだ。早速はじめよう」

A「もう？先生、来てないよ？」

赤司「あぁ、そのことなら問題無い。俺が許可を取っている」


A「……そー…、スカ」



……赤司くん、恐るべし！

ってことは絶対に言わない。



赤司「今日の会議は夏休み前の球技大会についてだ」


赤司くんは生徒会長の席に座りながら言った


赤司「去年は“サッカー・野球・バドミントン”の３つを行った。

　 ではまず、去年についての反省を挙手してくれ」



大体の生徒会の内容は、反省→改善→提案→決定

と、進んでいく


私はこの反省の時間が一番苦手……というより嫌いだ


赤司「……黒瀬さん、何かありますか？」

A「え？…私、手上げてないよ？」


赤司「何か言いたそうに見えたので…((ｸｽ」



鼻で笑われた

別にどうでも良かったが、言いたい事はあったのでいう事にした



A「はい、あります。まず、１つ目はバドミントンについてですが、これは団体競技ではないと思います。団体戦はあったとしても、ペアなのでクラスの団結力は生まれないと思います」

赤司「ほう、他には？」


赤司くんは私の目をじっと見てきた

何かを観察でもするかのように…


A「(ん〜…、何かやりづらい;)」

赤司「？…無いのか？」


A「あります。去年は３つ行ったせいで、戦っていないクラスや学年があったと思います。それでは不公平だと思っている人もいると思います」

赤司「なら、今年はどうするんだ？」



その他「…………(また始まった;)」


※文字数ヤバいんで次行きます。

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