迷子な私は知っている

休日を終え ページ13

昨日、日曜日という24時間を終え、今日は最後の学校の週の始めである月曜日を迎えた。




月曜日、いつもなら日曜日という休みの日の後だから学校に行くのが憂鬱だった。


今も確かに学校に行きたくないんだけど、理由が圧倒的に違う。




……浜田に通える日へのカウントダウンが始まるから嫌なんだ。




それに、普段通り振る舞わないと翼や、黒木くん、KZのみんなにも気付かれてしまう。




……学校でも秀明でも気を抜くことは許されない。

これだけは、誰にもバレちゃ行けないから。



気持ちを引き締め、身支度を整えた私は学校へ向かった。




"いつも通り、普段通り"




そう心に言い聞かせてはいるけれど、私の普段通りってなんだろう。




ふと、電車に揺られながらそんなことを思ったんだ。


そこで、普段学校や、秀明で行っていることを思い出してみたの。




まず、学校に行ったら、授業の予習復習をする。


そのあと、ホームルームを受けて、基本誰とも会話せず6時間の授業を受けて、家に帰る。


途中、翼や忍と目を合わす日もあるけど…。




そして、急いで家まで帰り秀明まで向かう。

それで、秀明で授業を受けて、急いで家まで帰る。



そして、予習復習をして、寝る。





これが私の普段通りだと思った。


あとは、これを不自然にならないように実行するだけ。


…よし、これなら多分頑張れそう！




いつも通り教室に入り、予習復習を始め、ホームルームが始まるのを待った。



勉強はフランスに行ってもきっとするだろうし、なんだかんだ役に立つから一生懸命勉強した。





そして、ホームルームが始まり、普段通り授業を受けたの。


そのあと、急いで家まで帰り、お弁当を洗って、制服から私服に着替えて、塾の教科書やノートを持って、家を出発する。



急いで秀明に向かい、授業を受けて、授業後急いで家に帰った。




…私の普段通りの生活を送れたはず。

誰にもバレてないはず。




そして、私が学校に行く日数の中でもう使わない教科の教科書は段ボールに詰めて、今日は予習復習はせずに久しぶりにたっぷり寝ることにした。






そして、こんな日々を4日間送り、ついに最後の学校の日になったんだ。

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