【花宮真が誘拐されました。】

誘拐：15 ページ18

【ここまで閉じ込■■れた経緯を書い■が、もう余白が無■。だから違う場■に移■しようと思う。

場所は、


４○ ○↔ ↕。】





































「…………これか、」





俺は手紙を一度元の場所に戻し、書いてあった通り、次の手紙を見つけた。
開いてみれば、最後のページにまた同じような筆跡でメモ紙が挟まっていた。



……あ？暗号？

まぁ多分、万が一あの手紙が誰かに見つかっちまった時のために作ったんだろうけど。
解くのに一瞬もかからなかったけど。





移動するとは言ったものの、書いてあることは先程より少ない。



【私の知っている範囲で書けることはこれくらいだ。この部屋についてはさっきまで記したこと以外何もわからない。協力できることが少なくて本当にすまない。
私はもうすぐここから出られるかもしれない。ただ、出た後はこれよりいい未来は待っていないだろう。今度はもっと長期間閉じ込められるだろうし、無いことを願うが殺されるかもしれない。

コレを読んでいる貴方へ、私の最後のメッセージとして贈る。

核心に迫るには、注意深く全てを考えることが必要だ。
全てを疑え。全てを利用しろ。それがもし貴方を閉じ込めた者であっても。
答えは案外、身近にあるものだよ。】







これで、手紙は終わっている。


結構時間を割いたような気もするが、あまり情報は得られなかった。

それに、最後のメッセージとやらに書かれていることはさっきまで俺が考えていたことだ。
言われるまでもねぇな。









……ただ、




最後の一文。









「答えは案外、身近にあるものだよ」







何か引っかかる。
どこかで聞いたセリフだ。









《じっくり、殺されなきゃいけない理由でも考えてなさいな。
"案外答えは近くにあるものよ" 》









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暗号について。

もしどこに手紙があったのか、おわかりになった方は、コメ欄にてお願いします。答えはそのうち本編に載せます！

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