【黒バス】怖いはずなのに笑えます。 (ページ36)

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34話　赤い鎌ページ36

と、言うわけで。行ってみた。

「……ちょっと待って欲しいッス」

「黄くんどうした？」

「いや、女子トイレに入れるのって桃っちだけスよ？」

　おいちょっと待てごら、私も入れますけど？バリバリ女子トイレまでつれションしてますよ？あれいらないとは思うけど！

「まあ、そうですね。”女子である”桃井さんにそんな危険なこと……」

「黒くんまで……」

「テツくんありがとうっ！」

　いやだ、乙女がいるわ。

＊

　最終的に私がいくことになった。みんなめちゃくちゃ悩んでた。主に私が女子トイレに入ることについて。

　いい加減怒るぞごら。って言ったらじゃあ行って来いやおら。って言われたよ、桃ちゃん以外みんな一回死んでくれないかなーもうそれくらいしてもバチ当たらないと思うの。

「奥から二番目だよね。確か赤い紙って言えばいいんだっけ」

(早くも間違えている件について)

『赤い紙か青い紙、どちらが欲しいか』

「うーん、あー……赤い『髪』」

　天に向かって言ったら。

赤い

――紅い

鎌が……「ふってくるぅうううぅうう！」

　真面目だと思ったやつら！大間違いだ！タイトル怖いはずなのに笑えます。だぜ？笑えないけどな！アイドル笑ってないのにファン大笑いしてるやつだろ？そうさ！天音氏はな、アイドルだからこんな鎌にも追われるんだぜ！これ書いてる途中で文字数の表示バグってめっちゃ焦った作者が通るぜ！

　ガッシャン！

「トイレの壁壊れたし……この鎌、真剣白刃取りできるかな？」

＊

「ほぁちょぉおお！」

　出来ました。

　お母さん、おめでとう。娘はついに七不思議に対しても真剣白刃取りができるようになったよ。これで次の世代も安心だねっ！うちの家は代々普通だけども！