誠凛高校のマネージャーは優しく微笑むキセキの女神？！

僕を出して下さい｡ ページ50

ゲームが再開されて､
日向先輩が動き出す｡

マークについていた森山さんを､
小金井先輩がスクリーン｡

森山「(スクリーン…
渋いタイミングでやりやがって…！)」

伊月先輩が笠松さんの隙をついて､
フリーの日向先輩へパス｡

ゴール下では､
水戸部先輩がリバウンドに備え､
小堀さんを押さえ､
ポジションを確保する｡

小堀「(コイツ…！)」

そして日向先輩はシュートする｡

リコ「優しい時は並の人｡
スイッチ入るとスゴい！けど怖い｡
二重人格クラッチシューター､
日向順平！」

日向「ざまぁ(＾Д＾)」

2年 日向順平
4番 SG 178cm 68kg

日向先輩､
そのギャップがなんとも…w

そしてそのシュートはネットをくぐる｡

リコ「沈着冷静慌てません！
クールな司令塔かと思いきや､
まさかのダジャレ好き､伊月俊！」

2年 伊月俊
5番 PG 174cm 64kg

伊月先輩のダジャレ､
意外と好きだったりするw

伊月「ヤベぇ､キタコレ！」

リコ「仕事きっちり縁の下の力持ち！
でも誰も声､聞いたことない､
水戸部凛之助！」

2年 水戸部凛之助
8番 C 186cm 78kg

水戸部「( ๑･〜･๑ )」

いつか絶対聞くんだ！←w

リコ
「何でも出来るけど何にも出来ない､
Mr.器用貧乏！小金井慎二！」

2年 小金井慎二
6番 F 170cm 67kg

小金井「ヒデェー…(＞︿＜｡)」

…ヒドいけど､
なんか合ってる？←w

リコ「生憎うちは､
一人残らず諦め悪いのよ！」

リコ先輩の言葉に､みんなが動き出す｡



『…リコ先輩｡』

リコ「ん？」

テツをひざ枕して､
みんなのプレーを横目で見ながら､
リコ先輩に話しかける｡

『第３クォーターから､
僕を出して下さい｡』

リコ「…え！？」

僕の言葉に驚くリコ先輩｡

『この第２クォータから､
日向先輩のスリーを使うとなると､
最後まで持たない可能性があります｡

テツが抜け､もう出れないこの状況で､
日向先輩のスリーが持たないのは､
かなり不利になります｡

ましてや大我は､
黄瀬を止めることで精一杯で､
思うようにプレーが出来ていません｡』

リコ「…たしかに｡
それなら黄瀬君の相手を､
Aちゃんがすれば…」

『それは､恐らく大我が譲らないので｡』

諦め顔で言うと､
同じ顔でリコ先輩が､「そうね｡」と､
決心した顔で微笑んだ｡

それに…
恐らく黄瀬は､
僕とはやりたがらない…

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