誠凛高校のマネージャーは優しく微笑むキセキの女神？！

ミスディレクション ページ14

日向「え…入っ…え？
今､どうやってパス通った？」

リコ「(この違和感は何…？
もしかして､なにか
とんでもない事が起きてる…？！)」

監督は黒子を見つめる｡

『ふふっ』

僕はつい､笑いがこぼれる｡

小金井先輩との
1on1に苦しんでいる河原の先には､
パスを求める黒子｡

黒子に渡ったはずのボールは､
フリーだった福田の元に届く｡

火神「打て､シュート！」

火神の言葉にシュートを決める｡

それからというもの､
マークがきつい
火神以外のフリー選手に､
どんどんパスが渡っていく｡

しまいには､
日向先輩の足を抜けるパスまで｡

伊月「気がつくと､
パスが通って決まってる…！」

小金井「一体､どーなってんだ…？」

リコ
「(存在感を無さを利用して､
パスの中継役に…！

しかもボールに触ってる時間が､
極端に短い…！

じゃ､彼はまさか､元の影の薄さを､
もっと薄めたってこと…？！)」

『ミスディレクション｡
手品などに使われるテクニックです｡

それにより､自分以外に､
相手の意識を誘導しています｡

つまり､彼は試合中､
影が薄いと言うより､
もっと正確に表現すると…

自分以外を見るように
仕向けています｡』

リコ「(元帝光中のレギュラーで､
パス回しに特化した見えない選手…
噂は聞いてたけど実在するなんて…！

『キセキの世代』､
“幻の6人目”(シックスマン)！！！)」

みんなにパスを出している中､
火神の元にもボールが｡

火神は不思議がりながらも､
シュートを打ちに行く｡

日向「(しまった…！
黒子のパスに気をとられすぎたっ！)」

「うぉー！信じらんねェ､1点差！」

スコアボードには【36：37】

そして
小金井先輩から
水戸部先輩へのパスを､
福田がスティールし､
そのボールは黒子の手に｡

日向「しまった！」

ゴールに向かう黒子と､
それを追いかける日向先輩達｡

「うぉー！」
「行け黒子ー！」

1年は盛り上がり､
先輩達は急いで追いかけ､
誰もが1年の勝ちと思っている｡が＿

…僕はイヤな予感しかしない｡

黒子はフリーなまま､
レーンアップをするが…

カコンッ

降旗 福田 河原「「…はー」」

フリーでレーンアップを外す黒子を見て､
1年3人は顔を青くする｡

火神
「だから弱ぇ奴はムカつくんだよ！
ちゃんと決めろ＿＿＿＿＿タコ｡」

外れたシュートを火神が取り､

ガコンッ

ダンクを決めてミニゲームを終えた｡






その時の黒子と火神が､
黒子と＿＿に被ってしまった｡

嫌な予感がする…

認めてやる→←黒子の存在

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す