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「うーわぁぁあ！」
東「杉本お前やかましい！ちょっと黙らんかい」
伊佐敷「うわ！いいんすか！こんな大人数でご馳走になって！」
沢村「うおー！！寿司とか久しぶりだぁあ！！」
前園「しかも高級回転寿司や！！」
東「だからお前らやかましい言うとるやろアホ！！」
他県の強豪との試合、見事に大敢闘した私たち野球部を、たまたま見に来ていたプロ東さんが「寿司連れてったるわ」と団体様レベルの人数を寿司屋まで連れて来てくださった。
テンションの上がる私たちは、店員さんに席を通されて、私が一番乗りで座ると東さんが隣に「杉本茶」と言いながら座った。
「はいはい只今！」
東「ちょっとはワシに気ぃつかって食えよお前ら」
「「「「ありがとうございまーす！」」」」
「わーい！東さん大好き！」
東「なっ…だ、大好きってお前な……」
「東さん太っ腹！…あ、いや、お腹が出てるとかではなく…」
東「ただの悪口やないかい！！」
東さんはキレながら私の頭を叩くと、「他のテーブル回ってくるわ」と立ち上がった。
入れ替わりのように隣に座ったのはノリで、東さんの後ろ姿を苦笑いで眺めている。
「ノリ、東さんと話さないの？」
川上「あんまり話したくないからそーっとAの隣に座ったんだよ…」
「あはは、今日は褒められると思うよ？ノリめっちゃよかったもん今日」
川上「ありがと」
「さあ、食べましょ食べましょ」
レール側の私がいくらの皿といかの皿をとって自分とノリの前に置く。
「ノリいか好きでしょ？」
川上「Aはほんといくら好きだよね」
倉持「杉本俺にえんがわ取って」
「はいはいガリね」
倉持「おいノリ、そいつ殴れ」
川上「はいはい、喧嘩やめて」
「Aはバカなこと言わない」とノリにぺしっと背中を叩かれる。
みんな楽しそうにお寿司を食べてて、たまにはこんな外食パーティーも楽しいなとしみじみ思う。
「なに食べようかなー」と回る寿司をぼんやり眺めていると、小さい魚がたくさん乗った軍艦巻き。
「白州！！」
白州「なに」
「シラスが回ってるよ！！」
白州「…はいはい」
御幸「ははは、言うと思ったわアホ」
☆
☆
次は回らないお寿司がいいです！
☆
東「杉本ーワシのまぐろを取ってくれ………っておまえ！！いくら何皿食っとんや！！」
「いくらは別腹です」
川上「…東さん、Aがすみません」
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