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杉本×丸亀シニア
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稲実との練習試合の後、いつものようにカルロスくんから求愛されて逃げ惑っていると、少し離れたところで白河くんとクリス先輩が話してるのを発見してそちらへ逃げ込む。
「ここは…楽園ですか…」
クリス「…落ち着け杉本」
白河「このバカはほっときましょう」
「白河くんてば辛辣…」
どストレートにバカと言う白河くんに、そこまで傷ついてないけどしょんぼりしてみせると、クリス先輩がぽんぽんと肩を撫でてくれた。
神様…。
クリス「白河、川上のシンカーを逃さず叩いたのはすごかった」
白河「ありがとうございます」
「……ノリ、落ち込んでたなぁ…あそこで来るって分かってたの？」
白河「クリス先輩は今記録員ですか」
クリス「あぁ、リハビリ中だからな」
「クリス先輩のスコアはすっごい見やすいんですよねー」
白河「リハビリってどこの病院で…」
「なんかさっきからすごく華麗にスルーされてる気がするんですが…」
私は空気かというぐらいに、見事に白河くんにスルーされている。クリス先輩はそんな私と白河くんを見て「意外に仲がいいんだな」とおかしそうにわらった。
「そうなんです！！」
白河「…………やめてください」
「そんな苦々しい顔で！！」
「私と白河くんの仲じゃん」と笑えばさらに苦々しい顔で睨みつけられたのでソーッとクリス先輩の背中に隠れた。
クリス「白河は杉本に何か恨みでもあるのか？」
「可愛さ余って憎さ百倍…」
白河「クリス先輩そいつをこっちに寄越してください」
「2度と口がきけないようにします」と恐ろしいことを言ってのける白河くんに「ごめんなさいごめんなさい！」と手を合わせて謝ると、
クリス先輩は「仲がいいんだな」ともう一度笑った。
白河「…今のどこを見て仲がいいと…」
クリス「白河はシニアの時あまり人と話す方じゃなかったから、こんなに話すっていうのは相性がどうであれ仲が悪いわけじゃないだろ？」
白河「…………」
クリス「素直じゃないからな、白河は」
流石の白河くんもクリス先輩の前じゃこんな風になってしまうのかと、少しびっくりしながら私はクリス先輩の陰からニヤニヤと白河くんを見つめる。
「笑ってんじゃねえ」と眉間にしわを寄せてけられた。
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クリス先輩最強伝説
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「じゃ、白河くんまたね」
白河「お前、クリス先輩に変なことするなよ」
「……怖いよ白河くん」
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