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降谷
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降谷「A先輩」
「んー？」
練習終わりの帰り道。
彼氏である降谷くんが今日は珍しく駅まで送ってくれるらしい。御幸との自主練より、私を優先してくれたことが、言ったら申し訳ないけど少し嬉しい。
いや、いつも何よりキャッチボールなのに今日はどうしたんだろう。
降谷「今日晩御飯なんですかね」
「今日の食堂のメニューはカレーかハンバーグあたりじゃないかなぁ。倉持が機嫌よかったし」
降谷「ハンバーグがいい…」
「カレーだったら、今度私がハンバーグ作ってあげるよー」
言いながら駅について、定期券を取り出しながら笑っていると、降谷くんがピタッと止まる。
じーっと私を見つめる彼の視線に「私も料理くらいできるんだからねー」と笑いながら彼の背中をペシペシ叩いた。
降谷「ハンバーグもカレーもかに玉も、
全部全部A先輩の手作りが食べたいです…」
「………かに玉かぁ…御幸につくりかた聞かなくちゃっうわぁ！」
降谷「………」
改札の脇でいきなり抱きしめられてカチーンと固まる私。
降谷くんはのしかかるように私を抱きしめたまま「あの…」と耳元を掠める低い声で呟いた。
息がかかってくすぐったいし、ドキドキして変になりそうだ。
降谷「………電車、一本遅らせてください」
「………」
降谷「もう少しだけ、一緒にいたい」
「…心臓に悪いよー降谷くん」
胃もたれしそうなほどの甘ったるい言葉に、
全身を熱くしながら抱きしめ返せば、降谷くんは幸せそうに私の頭を撫でた。
身長は私よりずっと高いし、
見た目だって大人っぽいのに、
やっぱり年下で少しワガママなところは可愛くて甘やかしてしまう。
降谷「コンビニでアイス買って、2人で食べましょう」
「じゃんけんぽっ！」
降谷「え」
いきなりじゃんけんを挑めば、降谷くんは慌ててパーを出して、私は余裕のチョキ。「降谷くんのおごりねー」と笑いながら、顔をあおぎつつコンビニの方へ歩き出せば、彼は「………かわいい」とぼそりと呟いた。
☆
☆
どっちが
☆
「どのアイスが食べたい？」
降谷「しろくま…」
「好きだねぇ降谷くん」
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月花(プロフ) - 9秒8って、私と同じだよ。 (2020年5月15日 18時) (
レス) id: 990a644328 (このIDを非表示/違反報告)
日向桃華(プロフ) - 御幸の星に願いをって声の王子様からですか！？素敵……！この作品(シリーズ？)めっちゃ面白いです！！ (2019年9月17日 18時) (レス) id: 3f82de5fbf (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - すごく面白いです!!続きが見たいです!!更新頑張ってください!! (2019年5月15日 22時) (レス) id: 12e22fef2b (このIDを非表示/違反報告)
詩音(プロフ) - いつも楽しく笑いながら読ませていただいてます！リクエスト受付てますかね……？稲実の練習（もしくは練習試合）で流れ弾が頭部にあったって救急搬送→青道の慌てるところ、見たいです！お時間ありましたらお願いします！これからも更新頑張ってください (2017年3月16日 21時) (レス) id: babcc5c2df (このIDを非表示/違反報告)
篠屋裕季(プロフ) - 杉本…いいこ… (2017年1月4日 23時) (携帯から) (レス) id: f2dc7330c9 (このIDを非表示/違反報告)
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