検索窓
今日:4 hit、昨日:3 hit、合計:213,945 hit

応援 ページ46

走って二階席の観覧席に着き、コートを見下ろす。

「・・・っ!」

赤司が・・・もとに戻ってる・・・?

写真で感じたのとは違う・・・。

どこか懐かしく威厳のあるオーラ。

だけど、そんなことは気にならなかった。

あきらめてる。

誠凛高校、全員が。

今まで何があったかはわからない。

だけど・・・あきらめて欲しくなかった。

心が悲しみで満ち溢れる。






?「ガンバレ誠凛!!諦めるな!!」

?「ガンバレ黒子!!」

ふと私よりも一つ上の階から聞こえてきた応援の声。

見るとそこにはバスケットボールを片手に笑う少年の姿があった。

彼が誰だかはわからない。

青「オラぁ テツ!火神!てめーら桐皇に勝ったんだろーが!!洛山ぐれー倒さねーとブッ殺 すぞ!!」

懐かしい青峰の声。

見てみると隣にはさつきもいて。

あの少年をスタートに皆はどんどん応援の叫びをあげている。

黄瀬も。緑間も。

紫原は・・・なんも言ってないな・・・。

でも、遠目でもわかる。

心では応援してるんだ。

会場一帯が静まり返る。

もう応援するタイミングなんてない。

だけど・・・。

「・・・っ。」

応援したい。私も。

気づいたら、





「黒子ー!!まだ試合は終わってないぞ!!がんばれ誠凛!」

私も叫んでた。

出たのは聞きなれたテノールじゃなくて、懐かしいアルトの声。

アイドルという声を出す仕事柄のせいか、体育館に私の声が響き渡る。

「・・・!」

コート上にいる黒子と目があった。

彼は目を見開いている。

次は赤司。

彼も目を見開いている。

というか、キセキの世代が皆私を見てる。

さつきも、私を見てた。

「・・・あ、あはははは・・・。」

少し気まずく感じ、苦笑いをする。

その沈黙はすぐに解け、誠凛は気合を入れなおし、試合は再開された。

久しぶり→←体育館



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (114 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
239人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

manaekaki(プロフ) - Rinさん» 見てみたらそうでしたね!直しておきます!ご指摘ありがとうございました! (2016年9月10日 22時) (レス) id: 7bb55a48ed (このIDを非表示/違反報告)
Rin(プロフ) - 龍之介の一人称は「僕」ではなく「俺」ではないですか? (2016年9月10日 20時) (レス) id: 42ba435213 (このIDを非表示/違反報告)
manaekaki(プロフ) - 二次元LOVEさん» コメありがとうございます!面白いと言って頂けてとても嬉しいです!これからも頑張ります! (2016年8月27日 11時) (レス) id: 02c8dea248 (このIDを非表示/違反報告)
二次元LOVE - とっても面白いですね!これからも、更新頑張ってください!応援しています! (2016年8月27日 10時) (レス) id: 39c33adda0 (このIDを非表示/違反報告)
manaekaki(プロフ) - 胡蝶さん» なんどもコメしてくれてありがとうございます!天にぃ気に入ってくれて良かったです!これからも更新がんばります! (2016年8月25日 23時) (レス) id: 7bb55a48ed (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:manaekaki | 作成日時:2016年8月22日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。