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あれから仕事に追われ続け気づけばもう冬になっていた。

今は事務所のレッスン場で一人ずっと練習をしている。

目標はブラックオアホワイト、女性アイドル部門優勝。

私、そして天率いるTRIGGERはデビューしてまもなく新人賞を獲得。

ブラックオアホワイト、略してブラホワへの出場権を手に入れた。

新人賞を獲得した時は嬉しかったな。

その日は私と天の家でTRGGERのメンバー含めてお祝いしたっけ。

九条さんはまたアメリカに戻ってしまった。

それも、また新しい逸材を見つけたとか。

けっこう逸材っているもんなんだね。

「ふぅ・・・休憩するか・・・。」

壁に凭れ掛かりながら座る。

カバンから水と月バスを出し、飲みながらそれを読む。

実際のところ、インターハイ、そしてウィンターカップには行っていない。

仕事が丸被りしているのもあるし、皆に顔を合わせにくいのもある。

第一、こんな外見で行けるはずがない。

もしバレたらきっと試合どころじゃなくなってしまう。

灯「あら、休憩中?」

灯さんの声がしたので顔を上げて見るとそこにはいつものスーツを着た灯さん。

「うん。」

灯「ブラホワに向かって頑張るのはいいけど、ほどほどにしときなさいよ。本番で体崩したら元も子もないんだから。」

「わかってるって。あ、そうだ、ブラホワって、Re:valeもいるんだよね?」

灯「そうよ。そういえばファンだったっけ?」

「うん!なのに仕事で一度も一緒にならないんだけど・・・、はぁ・・・。」

灯「ま、いつか来るわよ。それに、もうあなたはただのRe:valeのファンってわけじゃないでしょ?」

「・・・そうだね。」

伝説のアイドルゼロ。

私の目標はゼロを超えること、

それを達成するには今一番人気のアイドル、Re:valeを超えなければいけない。

Re:valeはただ好きなアイドルなのと同時に、ライバルだ。

灯「そういえば、いつも月バス読んでるわよね。」

「うん。」

灯「ちょっと見せてくれない?」

「え、いいけど・・・。」

そういって読んでいたページに折り目をつけ灯さんに渡すと、私は練習を再開した。

灯さんは角の方で私と月バスをなぜか真剣に交互に見ていた。

・・・そういえば灯さんは何しに来たんだろう。

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manaekaki(プロフ) - Rinさん» 見てみたらそうでしたね!直しておきます!ご指摘ありがとうございました! (2016年9月10日 22時) (レス) id: 7bb55a48ed (このIDを非表示/違反報告)
Rin(プロフ) - 龍之介の一人称は「僕」ではなく「俺」ではないですか? (2016年9月10日 20時) (レス) id: 42ba435213 (このIDを非表示/違反報告)
manaekaki(プロフ) - 二次元LOVEさん» コメありがとうございます!面白いと言って頂けてとても嬉しいです!これからも頑張ります! (2016年8月27日 11時) (レス) id: 02c8dea248 (このIDを非表示/違反報告)
二次元LOVE - とっても面白いですね!これからも、更新頑張ってください!応援しています! (2016年8月27日 10時) (レス) id: 39c33adda0 (このIDを非表示/違反報告)
manaekaki(プロフ) - 胡蝶さん» なんどもコメしてくれてありがとうございます!天にぃ気に入ってくれて良かったです!これからも更新がんばります! (2016年8月25日 23時) (レス) id: 7bb55a48ed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:manaekaki | 作成日時:2016年8月22日 11時

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