虹村と幼なじみのキセキ物語【最強女主】Part4

キセキ物語130 ページ12

−−−緑間side−−−






ビーーーーーーッ！









「....っ。」









ワアアアアア！！！





「ちょっ.....今のシュートなんだ！？」


「高すぎだろ！？」


「天井つくかと思った！」




貴(かはw.....マァジでやりやがったw、やってみろとはいったが.....こーも短期間のうちに。)


主将(.....前の練習試合で見たシュートよりも遥かに高かった。)


宇野(....誰か教えたのか？)


虹村(まあ.........なんとなく...予想はつくがな。)





会場中が俺の3Pシュートの高さに驚いてざわめいている。

.....しかし、このシュートをやってみたときは力が足りず上に打つことができなかった。そこで基礎体力をつけることでそれを補ったのだ。


それに....このシュートを打つたびに力がつくため、俺的にも良いかと思い、疑問を抱かずに打ち続けた。


......白咲さんがアドバイスしたのだ。あえてなのだろうか。「何故、高く打つのか？」と聞いたが、白咲さんは誤魔化して何も答えてくれなかった。


.....けど、白咲さんは何かをまた隠している。
しかもそれは、今度こそ俺に教えてくれないものだろうと.....思った。



貴「緑間！ナイス！」


緑間「.....！」



声がした方を見ると、白咲さんが親指を立てて笑っていた....。





.....答えは.....俺自身で探すのだよ....。








高尾「どんまいッス！....しゃぁ！一本！」


敵「「おっしゃー！」」



シュート後、すぐに立ち直してくる相手。



宇野「緑間！」


緑間「.....。」ｷｭｯ


高尾「！」ｷｭｯ




シュートだけできては話しにならん。




緑間「....ここは行かせないのだよ。」


高尾「っ.....へぇ。」ﾀﾞﾑｯ


貴「....。」ｷｭｯ!!




バシィンッ！




高尾「なっ！？」





高尾の背後から白咲さんが現れ、後ろから高尾が持っているボールをスティールした。





貴「後ろががら空きだぜ？高尾w

....緑間！」ﾋﾞｯ


緑間「.....ﾌｰ。」ｼｭｯ






白咲さんからのパスを受け取る。.....縫い目に指がかかる位置....バッチリなのだよ。



ボールはまた高い弧を描き、ゴールへと吸い込まれた。それも当然。今日のおは朝、かに座は1位なのだよ。









.









.









高尾「っくそ！」


貴「.....そろそろ限界なんじゃない？高尾。」


高尾「まだッスよ！」


貴「......"見え過ぎて"....追い込まれてるんじゃねぇの？」


高尾「っ.....(ﾊｯ!!)」


貴「.....ﾌｯ。」

キセキ物語131→←キセキ物語129

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す