虹村と幼なじみの夢物語【最強の向こうへ】Part2

夢物語73〈思い出〉 ページ31

−−−緑間side−−−









ナッシュの怒号が飛び交ったが、黒子がボールカットに成功した。その一瞬でさえ、さらに歓声がわきおこる。そして･･･黒子がボールを"持った"のだ。









外人〔くっそ！いつの間に･･･！〕


黒子「っ･･･」ｷｭｯ


外人〔なっ･･･(なんだそのフォームは！？)〕


日向「いけ！！幻影の(ファントム)シュート！！」


外人(ボールが･･･見えnｯ･･･！？)









黒子の独特なフォーム･･･



それに対しての動揺プラス視覚から外れやすい角度を狙った黒子のシュートはどうやったって消える。それが初見のJabberworkに対して有効なのは言うまでもない。



これを決めれば4点差･･･！









「「いっけええええーーー！！！！」」









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バシイイイイイイイインッッッ！！！！









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黒子「えっ･･･」


貴〔･･･〕


火神「なっ･･･！」


黄瀬「！？」









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確実に目の前の相手選手はボールを見失っていた。それなのに･･･黒子が放ったシュートを黒子の背後から飛びついたブラックがなんとブロックしたのだ。



黒子の影の薄さは通用しないとしてもありえない。影の薄さプラスただでさえ見えにくい角度から入り込んでいるというのに･･･！逆に動揺している俺たちをよそにブラックがドリブルしてリターン。



ハッとなり追いかけるものの何ってことだ･･･前半のシルバー同様追いつけない！このままでは点差が開いてしまう。必死に追いつこうとした時だった･･･









青峰「勝負だ！！ブラック！！！」


貴〔っ･･･〕ｷｭｯ!!


桃井「青峰君！！」









ゾーンに入っている青峰がブラックに追いつき、ブラックもまた急停止したのだ。青峰がブラックに勝負を仕掛けたのは初めて。これまでタッパもなく、パワーも無さそうだと思っていた選手だったが･･･



これまでの動きからして1番予想のつかない選手。危うさを感じ、気を抜けば全ての流れを持っていかれそうな気さえする。そんな選手とダブルエースの1人である青峰が1on1だ･･･これでどちらに完全に流れがくるかが決定する！









貴〔随分と集中してんな･･･〕


青峰「ﾌｩｰ･･････」


貴〔･･･〕ｷｭｯ!!

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