夢物語54&イラスト ページ12
−−−赤司side−−−
ズダアアアアアンッッッ!!!
・
黒子「!」
相田「なっ・・・!」
葉山「赤司!!」
実渕「征ちゃん!!!」
赤司「ッ・・・・・・」
何が起こったのか分からない。
急に倒れ込んで、思い切りコートに背中と頭を打ち付けた。痛みに顔を歪ませ、目を開くと反対コートに走っていく皆の姿があった。どうやらこちらの状況には気付いていないらしい。
それでも会場中の半分からはざわめきが・・・
ベンチからも声が聞こえた気がした。試合に戻るべく、痛みを堪えながらもゆっくりと体を起こした。
貴〔・・・・・・・・・うっ・・・〕
赤司「!」
体を起こした時・・・
目に入ったのは僕と一緒に倒れ込んでいたブラックだった。僕の胸あたりにうずくまっていた顔は歪んでいて痛みを耐えているように見えた。
ブラックの足元をみると、会場のライトでそこに汗があることを確認できた。どうやらあの激しい動きをした際、汗を踏んでしまい滑ったのだろう。それなのにパスだけは通そうとしたのか・・・
痛みに顔を歪ませていたブラックも、ゆっくりと体を起こし立ち上がろうとした。
貴〔・・・・・ってえな・・・〕
赤司〔大丈夫か?〕
貴〔・・・・・・ああ、悪かったな。〕
赤司(・・・・・・!)
声をかけたのは僕からだというのに・・・ふらつきながらも体を起こし、ゆっくりとこちらをみたブラックを見て、言葉を詰まらせてしまった。今まで前髪で見えなかった目が・・・
近くにあった・・・
何故だか分からないが・・・
その瞳から目を逸らせられず、吸い込まれていきそうな感覚に陥った。違う、これは・・・
・
・
・
・
・
・
この感覚・・・・・・"分かっているはずだ"
・
緑間「赤司!大丈夫か?」
赤司「!」
気付けば、1プレイが終わっていて真太郎たちが声をかけにきてくれた。ブラックもいつの間にか近くにいなかった・・・
ブラックのあれは・・・真実か嘘か・・・
見極めるんだ・・・
それこそ・・・この試合を大きく変える。
・
・
859人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mirano助 - 裸の付き合い...だとゥ!虹むーはどうしたよ..ww (2017年7月24日 20時) (レス) id: 95d5bed698 (このIDを非表示/違反報告)
ARATA(プロフ) - ただただ裸の付き合いとやらが気になって仕方ない (2017年7月23日 1時) (レス) id: 2a293a154d (このIDを非表示/違反報告)
あぐり(プロフ) - すみません!文章間違えました!ただしくは、続編とても楽しみです! (2017年7月22日 23時) (レス) id: dc32da4bf3 (このIDを非表示/違反報告)
あぐり(プロフ) - 裸の付き合い…虹村は知っているのかw w続編とても他の君です! (2017年7月22日 23時) (レス) id: dc32da4bf3 (このIDを非表示/違反報告)
希(プロフ) - 立て続けに更新ありがとうございます! (2017年7月22日 23時) (レス) id: b9f12d00ff (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:だお | 作成日時:2017年4月20日 23時