夢物語53 ページ11
−−−赤司side−−−
黄瀬「赤司っち!!」
赤司「・・・行かせるか。」
貴(さっきの動きといい・・・やっぱりただ者じゃねえな。それにナッシュのパスやプレイに追いついていた時点で分かった・・・こいつも"眼"を持っていることには。なら・・・)
赤司「・・・!」
高尾(あいつ・・・バックステップで赤司との距離を離した!
実渕(でもそう簡単に征ちゃんの守備範囲から逃れられないわ、そのうち緑間君か誰かのヘルプに捕まる・・・時間の問題よ。)
黛(それに・・・運のいいことに他の相手選手はまだゴール下にいるんだ、したくともパスコースなんてねえな。)
あるとすれば僕を抜きに来るか、タイミングを見計らってぎりぎりナッシュにパスを出すか。だが、バックステップで僕から距離をとったことからおそらく抜きに来ることはない。
あるとすれば後者・・・
分かりきっていてもやりたい放題にさせておくわけにはいかない。僕もまた瞬時にブラックとの距離を詰め、自由を奪おうとした。
Jabberworkの中でも1番小さい選手とはいえ、僕より数cm背が高いブラックのふところにあるボール目掛けて手を伸ばした。・・・が、それは惜しくも届かず、取る前にブラックが背中側にボールを回した。
貴〔チビのくせに威圧のあるディフェンスするじゃねえか・・・つっても、そう簡単に渡さねえよ。〕
赤司〔いいや、僕が必ず取ってみせる。この眼の前じゃあ抜きに来ることもできないだろう。〕
貴〔はっ・・・いっちょ前に英語話すのかよ。まあ確かにテメェのその眼を出し抜くのは無難の技だ・・・"仲間が居れば"別だったんだろうけどよ。〕
赤司「・・・・・・えっ・・・」
ゴールド〔ブラック!!よこせ!〕
緑間「!」
貴〔甘えよ・・・守備範囲に届いてねえぜ?〕
赤司「!」
一瞬の硬直・・・
それをブラックは逃さなかった。真太郎が後ろからヘルプに来ていたというのに、俺の一瞬の硬直を見て、トップギアからのフェイク。
反射的に手を伸ばしたが、惜しくも掠っただけで終わり、変なバウンドはしたもののナッシュにパスが届いてしまった。真太郎と追いかけようとした時だった・・・
・
ズルッ!!!!
貴〔ッ!!?!〕
赤司「!!」
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mirano助 - 裸の付き合い...だとゥ!虹むーはどうしたよ..ww (2017年7月24日 20時) (レス) id: 95d5bed698 (このIDを非表示/違反報告)
ARATA(プロフ) - ただただ裸の付き合いとやらが気になって仕方ない (2017年7月23日 1時) (レス) id: 2a293a154d (このIDを非表示/違反報告)
あぐり(プロフ) - すみません!文章間違えました!ただしくは、続編とても楽しみです! (2017年7月22日 23時) (レス) id: dc32da4bf3 (このIDを非表示/違反報告)
あぐり(プロフ) - 裸の付き合い…虹村は知っているのかw w続編とても他の君です! (2017年7月22日 23時) (レス) id: dc32da4bf3 (このIDを非表示/違反報告)
希(プロフ) - 立て続けに更新ありがとうございます! (2017年7月22日 23時) (レス) id: b9f12d00ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だお | 作成日時:2017年4月20日 23時