夢物語8 ページ10
−−−景虎side−−−
赤司〔黙れ下衆が。お前たちこそ首を洗って待っていろ…明日は地べたを舐めさせてやる。〕
貴〔…〕
ゴールド〔…〕
シルバー〔…はっ……〕
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まさに宣戦布告…
赤司が皆を引き連れ、部屋を後にしたことで何とか最悪の事態は免れたことに胸を撫で下ろした。それに比べ、こいつらと来たら…
さっきよりも目を血走らせてんじゃねえか。
並の日本人プレーヤーではないのだと感知したのだろう。しっかり勝負するという意志は湧き上がったようだ。
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シルバー〔……つーかブラック、何で止めやがった?あのままいけば殴り合いができたっつーのによ〜〕
貴〔やめとけ、ここをどこだと思っている。人様に迷惑かけるってんなら、こっから潔く出て行くことだな。〕
シルバー〔んだと〜?途中からこのチームに入ってきたくせに生意気言い過ぎなんだよ。〕
貴〔求めてきたのはそちらの方だ、それに…ナッシュの言う事しか聞かないのはナッシュ自身に怯えてるからなんじゃねえのか?デカ物が。〕
シルバー〔〜っ!〕
ゴールド〔やめろ、シルバー。確かに…ブラックをチームに引き入れたのはこの俺だ。こいつの力は必要だからな…〕
貴〔…〕
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騒動が収まると奴らは、先程のように酒やワインを飲みはじめ、女と戯れ出した。それにしても、驚いたのはこの黒髪の奴だ…
一番下っ端で、店の外にいるよう命令されていたのかと思えば、ナッシュやシルバーに普通にたてついてやがる。驚きを隠しきれない…
ナッシュが今チームに引き入れたと言っていたが、見たところタッパは170cm代でチームの中では最も小柄であり、パワーもあるようには見えない。
Jabberwockが必要とする程、奴には何らかの力があるのだろうか。すると、顎を擦りながら考え込んでいる俺のところにそのちっこい奴が歩み寄ってきたのだ。
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貴〔…悪かったな、ナッシュがそちらのチームメンバーに手を出してしまって。〕
景虎〔あ、ああ…騒動にならなかっただけで良かったぜ。オメェさんも仲介に入ってくれてありがとな。〕
貴〔別に俺も対戦せず帰国するのは嫌なだけさ。……明日の試合楽しみにしている。外まで送ろう…あいつらの面倒は俺が見る。〕
景虎〔……ああ。〕
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だお(プロフ) - nanoka(*´∀`)さん» 驚かせてしまって申し訳ありません笑笑、それでも楽しんで読んでくださっているのは伝わりました(*^^*)!これからもお楽しみください! (2017年4月24日 1時) (レス) id: 3091a324c1 (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀`)(プロフ) - 物凄く今更ですが、卒業するっていう言葉見た瞬間、崩れ落ちました笑。ほんとに嘘で安心しました。此れからも更新頑張って下さい(●´ω`●) (2017年4月24日 1時) (レス) id: 024d735d7e (このIDを非表示/違反報告)
AK - 続き楽しみです! (2017年4月20日 18時) (レス) id: 791382fce5 (このIDを非表示/違反報告)
零 - 続き楽しみにしてます (2017年4月20日 9時) (レス) id: 7ff9d751da (このIDを非表示/違反報告)
ナツキ(プロフ) - 白咲さんだぁ!!!!!続編を楽しみに待っています!!! (2017年4月19日 18時) (レス) id: 07216334ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だお | 作成日時:2017年3月1日 1時