夢物語41 ページ46
−−−木吉side−−−
白咲父「手術後のリハビリは大変だと思うが、それを乗り越えればまたバスケができるようになるよ。頑張ろう。」
木吉「はい、有難うございます。」
手術後、定期的に俺の入院室に入ってくる医師・・・"白咲先生"。先生の高技術な手術のおかげで無事成功し、こうやって足の回復を待つことができるようになった。
最近始まったリハビリは足が言うことを聞かず、とても苦労しているが、あいつらのことを考えると頑張ろうという気持ちになる。早く回復して・・・またあいつらとバスケがしたい。
それが何よりも楽しみであり、怪我した足を擦りながら自然と笑みを浮かべていた。さて、診察を終えたとしてもまだ朝だ。花札したいが虹村もいないし、リハビリ室はまだ開いていない。要するに暇なのだ・・・どうしたものか。
木吉「・・・・・・ん?」
暇さのあまりため息をついた時だった。横のテーブルに置いていたスマホのバイブ音が聞こえたのだ。ゆっくりスマホを手に持ち、電話主の名前を見た瞬間、急いで受話器ボタンを押した。
木吉「もしもし!今どんな感じだ!?」
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白咲《おいおいwんな焦んじゃねえよ木吉。》
木吉「これが焦らずにいられるか、Jabberworkは良い噂を聞かないっていうのに。黒子たち・・・大丈夫か?」
白咲《ああ、大丈夫だ・・・今のところはな。》
木吉「そうか・・・良かった。」
電話をくれたのは今1人で日本にいる白咲からだった。黒子たちがJabberworkと戦うとなって不安になった俺の代わりに観戦しに行ってくれているのだ。
電話越しにとてつもない歓声が聞こえてくる。この中で黒子たちは戦っているのだと思うと、何故か俺も震えてくる。俺は胸をなで下ろして、そのまま白咲の話に耳を傾けた。
白咲《さっき前半が終わって今は休憩中だがこの歓声さ。でも・・・少しヤバい状況だな、ナッシュがあのパスを出し始めた。このままじゃ・・・》
木吉「大丈夫・・・あいつらならできる。」
白咲《!》
木吉「白咲もそう思わないか?」
白咲《クスッ・・・お前らしいな、木吉。ああ・・・俺はあいつらの"先輩"だ。最後まで見届けてやるよ。》
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だお(プロフ) - nanoka(*´∀`)さん» 驚かせてしまって申し訳ありません笑笑、それでも楽しんで読んでくださっているのは伝わりました(*^^*)!これからもお楽しみください! (2017年4月24日 1時) (レス) id: 3091a324c1 (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀`)(プロフ) - 物凄く今更ですが、卒業するっていう言葉見た瞬間、崩れ落ちました笑。ほんとに嘘で安心しました。此れからも更新頑張って下さい(●´ω`●) (2017年4月24日 1時) (レス) id: 024d735d7e (このIDを非表示/違反報告)
AK - 続き楽しみです! (2017年4月20日 18時) (レス) id: 791382fce5 (このIDを非表示/違反報告)
零 - 続き楽しみにしてます (2017年4月20日 9時) (レス) id: 7ff9d751da (このIDを非表示/違反報告)
ナツキ(プロフ) - 白咲さんだぁ!!!!!続編を楽しみに待っています!!! (2017年4月19日 18時) (レス) id: 07216334ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だお | 作成日時:2017年3月1日 1時