夢物語37〈憧れの横で〉 ページ42
−−−高尾side−−−
ビーーーーー・・・
〈チームVORPALSWORDS選手交代です!〉
赤司「黒子。」
黒子「!」
貴〔・・・〕
黒子と赤司の交代。それまでの間ひたすらやられ続けた結果、点数は42対61。まさに絶望的な状況の中の交代は、その雰囲気のせいで静かに行われた。それでも何でもっと早くに・・・!
若松「ぐっ・・・やっとメンバーチェンジって・・・もっと前に何か手はなかったんすか!?」
景虎「・・・」
高尾「そっすよ、今出した赤司にしてももっと早く出せば・・・赤司は自分以外もゾーンに入れることができるはずだ。あいつらが全員ゾーンに入ればもっとやれたんじゃ・・・」
景虎「・・・それはできねえ。」
高尾「!・・・そんな、なんで・・・」
景虎「理由は2つある。1つは時間、今それをやっても最後まで保たねえ。ガス欠になった所でとどめをさされて終わりだ。
もう1つ・・・と言うか、こっちがそもそも問題なんだが・・・赤司のその味方をゾーンに入れるきっかけを作るパスはナッシュが封殺している。」
高尾「なっ・・・!?」
景虎「理由は分からねえが前半何度か試みて明らかにタイミングをズラされていた。」
日向(そんなっ・・・それじゃあもうどうやっても・・・)
絶望的過ぎた・・・
前半はいけると思っていたのに、意図的にあいつらの手のひらの上で踊らされていただけ。それだけでも腹が立つってのに、何も出来ないなんて。
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『またバスケしような、高尾』
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高尾「ッ!!!」
あれ・・・
何だ今の・・・
急に頭の中でフラッシュバックしたその先には、"
あの人"がいるように見えた。白い髪に黄色い瞳・・・誰もが魅力されるそのプレイ。もう何年前の話だ?あの人の声も顔ももはや曖昧。
思い出だけとしか残っていないその先輩の存在を何故こんな時に思い出しているのだろうか。もうどこにもいないってのに・・・
でももし・・・
その人がここにいたのなら・・・
この戦況は変わっていたのだろうか。
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だお(プロフ) - nanoka(*´∀`)さん» 驚かせてしまって申し訳ありません笑笑、それでも楽しんで読んでくださっているのは伝わりました(*^^*)!これからもお楽しみください! (2017年4月24日 1時) (レス) id: 3091a324c1 (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀`)(プロフ) - 物凄く今更ですが、卒業するっていう言葉見た瞬間、崩れ落ちました笑。ほんとに嘘で安心しました。此れからも更新頑張って下さい(●´ω`●) (2017年4月24日 1時) (レス) id: 024d735d7e (このIDを非表示/違反報告)
AK - 続き楽しみです! (2017年4月20日 18時) (レス) id: 791382fce5 (このIDを非表示/違反報告)
零 - 続き楽しみにしてます (2017年4月20日 9時) (レス) id: 7ff9d751da (このIDを非表示/違反報告)
ナツキ(プロフ) - 白咲さんだぁ!!!!!続編を楽しみに待っています!!! (2017年4月19日 18時) (レス) id: 07216334ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だお | 作成日時:2017年3月1日 1時