夢物語36 ページ41
−−−貴方side−−−
ピピッ!!
審判「レフェリータイム!!」
紫原「・・・くっそ。」
赤司「!」
緑間「紫原・・・!」
黒子「紫原君!」
貴〔・・・〕
シルバーとの接触が原因で相手のセンターの頭から血が流れた。それに気付いて駆け寄りに行った11番。俺はただそれを眺めていた・・・
つーかやっぱり気付かれてたか、見えていたことは。観察眼は優秀として・・・俺はちらりとシルバーの方を見た。あいつも本気モードってことかな。
シルバー〔ふうー・・・ナッシュのおかげで一気にやりやすくなったぜ。思う存分暴れさせてもらうぜ・・・覚悟しとけよ、クソ共。〕
火神(いよいよやべーぜ・・・!この感じ・・・間違いない"野性"・・・!それも俺たちとは別格の!)
シルバー〔全員残らずぶっ潰してやるよ!〕
火神「っ・・・」
ゴールド〔さすがにサルでももうわかったろう?お前らがあの手この手であがこうが俺がちょいとパス出しゃ終わりなんだよ。〕
黄瀬「っ!」
ゴールド〔シルバーを止めようとすりゃあ他が止められねえ。他を止めようとすりゃあシルバーが止められねえ。要はサルの浅知恵なんざ役に立たねえほど、根本的に格が違うんだよ。
よかったなあ前半は・・・希望が見えてた。いけるかもと思ったろう?勝てるかもと思ったろう?嬉しいぜ、そのために前半は抑えてプレイしてたんだからよ。
ここからは歯ぎしりしながら思う存分絶望してくれ。ざまあみやがれサル共が!!〕
貴〔・・・〕
そう・・・笑いながら語ったナッシュ。
それを楽しそうに聞く仲間たち。
それを聞いて絶望する観客たち。
それをただ無心で・・・
眺めている俺。
「・・・点差が・・・・・・一気に開き始めた。」
「マジでダメなのか・・・」
「キセキの世代たちの力を合わせても勝てないのか・・・?頼む・・・止めてくれ。」
「この開き続ける点差を・・・」
「誰か・・・!」
・・・絶望した言葉が飛び交う中、楽しそうにプレイする仲間たちに俺の気持ちはついていけない。1週間前のエキシビジョンマッチを思い出す。
目の前で今・・・その時と同じ過ちが起きようとしているのに、また眺めているだけ。それでも俺が何も言わない理由は・・・
"彼ら"なら・・・
・・・なんて、思っているからなのだろうな。
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だお(プロフ) - nanoka(*´∀`)さん» 驚かせてしまって申し訳ありません笑笑、それでも楽しんで読んでくださっているのは伝わりました(*^^*)!これからもお楽しみください! (2017年4月24日 1時) (レス) id: 3091a324c1 (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀`)(プロフ) - 物凄く今更ですが、卒業するっていう言葉見た瞬間、崩れ落ちました笑。ほんとに嘘で安心しました。此れからも更新頑張って下さい(●´ω`●) (2017年4月24日 1時) (レス) id: 024d735d7e (このIDを非表示/違反報告)
AK - 続き楽しみです! (2017年4月20日 18時) (レス) id: 791382fce5 (このIDを非表示/違反報告)
零 - 続き楽しみにしてます (2017年4月20日 9時) (レス) id: 7ff9d751da (このIDを非表示/違反報告)
ナツキ(プロフ) - 白咲さんだぁ!!!!!続編を楽しみに待っています!!! (2017年4月19日 18時) (レス) id: 07216334ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だお | 作成日時:2017年3月1日 1時