夢物語24 ページ26
−−−氷室side−−−
劉偉「まさかアルね…」
氷室「ああ、Jabberwockはゴールドとシルバーの2本柱で成り立っていると思っていたが、どうやら違うようだな。あの10番…2人と同等の器量はあるんじゃないかな。」
Jabberwockとの再戦を聞いた俺は、劉と一緒に秋田から東京へとやってきた。福井先輩や奴らと戦った岡村先輩も来ると言っていたので、立ちながら試合を観戦していたのだ。
確かにシルバーの強力なパワーやスピードには驚いた。あの敦でさえふっ飛ばされるなんて思ってもみなかったこと…
そして、何と言ってもあの10番だ。
並の選手くらいだと想定していたのが、さらに驚きを強くする素材となった。ましてやチームの代表であるのだから、手を抜いていい選手なんていない。
それでも彼は目立ったプレーはせず、シルバーにボールを集めているような気もするが、自分でいける時は攻めるといったスタイルを取っている。だが、それはチームの流れを作りつつあるのだ。
青峰君や黄瀬君がシルバーを止めようとするものの、彼だけは止めることができない。このままだと点差がなくなり、逆転されてしまう。
氷室「…何とかしてシルバーを止めない限り、こちらが不利になる一方だ。」
劉偉「!……やばいアル!!」
氷室「なっ…!」
黄瀬(しまった!)
貴〔こっちの守りが甘えぞ。〕
高尾「はあ!?またあいつ…!」
シルバー中心の攻撃といった単調に気を取られ過ぎ、10番のマークが甘くなっていた。緑間君のマークをかわした10番が黄瀬君の後ろに回り込み、ゴールドからパスを受け取ったのだ。
シルバーそれにゴールドと対峙していた青峰君と赤司君はヘルプへいくことができず、先程と同じように敦を綺麗にかわしシュートした10番。
とてもシンプルな攻撃をしているが、敦をそう簡単にかわすなんてありえない。目立たないようで凄いことをしているのだ。敦もどこか悔しそうな表情で、こちらも力が入ってしまう。
何せこれで…………逆転されたからだ。
シルバー〔おい、ゴールド〜今のはブラックじゃなくてもいけたぜ!?こんなサルぶっ飛ばしてよ!俺が決めてやる!〕
青峰「あ"あ"?」
氷室「……っ…」
そのまま、シルバー中心の攻撃が続き、最悪なことに24対33で逆転され、VORPALSWORDS側がタイムアウトをとった。会場中のテンションが下がったのは言うまでもない。
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だお(プロフ) - nanoka(*´∀`)さん» 驚かせてしまって申し訳ありません笑笑、それでも楽しんで読んでくださっているのは伝わりました(*^^*)!これからもお楽しみください! (2017年4月24日 1時) (レス) id: 3091a324c1 (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀`)(プロフ) - 物凄く今更ですが、卒業するっていう言葉見た瞬間、崩れ落ちました笑。ほんとに嘘で安心しました。此れからも更新頑張って下さい(●´ω`●) (2017年4月24日 1時) (レス) id: 024d735d7e (このIDを非表示/違反報告)
AK - 続き楽しみです! (2017年4月20日 18時) (レス) id: 791382fce5 (このIDを非表示/違反報告)
零 - 続き楽しみにしてます (2017年4月20日 9時) (レス) id: 7ff9d751da (このIDを非表示/違反報告)
ナツキ(プロフ) - 白咲さんだぁ!!!!!続編を楽しみに待っています!!! (2017年4月19日 18時) (レス) id: 07216334ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だお | 作成日時:2017年3月1日 1時