虹村と幼なじみの恋物語【最強女主】Part9

恋物語450 ページ25

−−−監督side−−−









貴「龍！！！」ﾋﾞｯ


佐藤「おっしゃああああ！！！」









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「初っ端からかよ！！？？！？」


「3年の"ラン&ガン"だ！！！」


「すげぇ！もう敵陣内だ！！！！」









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『キセキの世代』とはまた違った…



彼ら独特のスピードプレイ



3年間見てきてあげたからこそ、安心してこの状況をみることができる。先程までとは違う会場の雰囲気に心なしか気持ちの重荷が軽くなった気がした。



白咲からのパスを受け取った佐藤が、体の大きい割にスピードとパワーで相手陣内に攻め込み、そこから関口に向けてのバックパス。



相手がついてくる前に、関口は密集した敵陣地から抜け出し、フリーの久保田にパス。



そこは読んでいたのか…双子が直ぐ様ヘルプでディフェンスにやってくるが、久保田は何の躊躇もなく3Pを打った。



ゴールの側で待っていたのは…



虹村。









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監督「…」









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監督『…………白咲。』


貴『俺もその覚悟ッスよ。』


監督『…』









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『俺たちが残してやれるモノは
これが最後なんで』









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白咲…



お前が残してやれるモノというのは…



『キセキの世代』にとってまだ不完全なモノだ…



それを見極めての発言だったのだろうか。



私は今になっても思う。



お前は…



いや"お前たち"は…



"帝光の誇り"だ…



お前たちがいる練習は明るいもので、どんなに厳しいメニューを与えたとしても、率先して部員たちを励ましてあげている様子は多々目撃していた。



笑顔を絶やさない学年だった…



1年の頃は試合に出るだけで目をキラキラと輝かせ、羽根を思う存分のばしてプレイする姿には誰もが魅了した。



そして今…



彼らの背中にはそれ以上の…



大きくて立派な羽根が見える…









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たくましくなった彼らをみて…



自然と私からは笑みが零れた。

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