恋物語152 ページ32
−−−雪村side−−−
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雪村「ただいま母さん。」
雪村母「あら、おかえり。今日は帰ってくるの早かったわね。」
雪村「うん、良い本見つからなくて。」ﾆｺｯ
雪村母「そう。お父さんもそろそろ帰ってくると思うから、揃ったら夕飯にしましょ。」
雪村「分かった。それまで宿題やってるね。」
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ﾊﾟﾀﾝｯ…
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雪村「…」ｽｯ
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2学期の終業式が終わった次の日の今日。久々に大都市に構える大きな図書館を訪れた。けど、良い本は見つからず…
自分の部屋に入ると、ベッドに倒れこむように沈んだ。少し無理をしただろうか…体に怠さが溜まっている。
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雪村「………フウ。」
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今頃…
Aたちは合宿に言っているんだろうな。赤司君が持っていた紙にそう書かれてあった。
ゆっくりと首だけを動かし、ベッドの脇に置いてある写真立てを見つめた。そこには、小さかった私を後ろから羽織るように抱きしめて笑っているAが写っていた。
同じ髪の色…
日に当たって透き通っているように見える…
………この頃のAはまだ髪が長く、私の髪の長さと何ら変わらない。姉妹みたいだとどれだけ言われたか。
でも、久しぶりに会ったAの髪はあの時と変わらず短いままだった。Aの母さんが亡くなったあの時と…
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雪村「…いつ……Aに会おうかな。」
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写真に写る笑顔が可愛らしいAを指でそっと撫でながら微笑んだ。
別にすぐに会おうなんて焦らなくても良い。
そんなに焦っても良い事ないし、それに…
赤司君に手伝ってもらおうと思う…
Aと
修造を…
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雪村「…………突き離す。」
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それが私の意志であり…
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私なりの慈悲。
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だお(プロフ) - ちぃさん» 私の描いたイラストですがご自由に保存なさっても構いません(*^^*)Twitterの方でも掲載しております。 (2017年5月1日 22時) (
レス) id: 3091a324c1 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - たまに、イラストで書かれている画像は貰ったりして大丈夫でしょうか？白咲ｸﾝイケメン過ぎて欲しいです(>_<) (2017年5月1日 22時) (レス) id: ec58b6055b (このIDを非表示/違反報告)
はる - めっちゃ面白いです！ドキドキが止まりません（≧∇≦） (2016年3月8日 17時) (レス) id: 8934e255bb (このIDを非表示/違反報告)
遙(プロフ) - わあ、どうなっちゃうんだろ。。続きが気になります！続編щ(ﾟДﾟщ)ｶﾓﾝ (2016年2月25日 21時) (レス) id: 988b6837ab (このIDを非表示/違反報告)
猫と鍵 - すっごいドロドロですねw続編楽しみです！更新頑張ってください！ (2016年2月25日 18時) (レス) id: 1cfe48fdae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だお
| 作成日時：2016年2月5日 17時
