すごいこと ページ13
Aside
なんでこんな流れになってんだ?
いやいや、デントが私のこと守ろうとしてくれて
こうなったのはわかってるんだけど…
サトシ「二人はどうしてここに?」
デントは私のことを言うべきかどうか迷っているようだった。
まぁ、こういうことって言いにくいよな…
デントを少しでも困らせたくなかった私は
自分で説明することにした。
A「ポケモントレーナー目の前にして言いにくいけど
・・・私はいろいろあってポケモンが嫌い・・・苦手なんだ。
それを克服したいと思って旅をしていたんだけど
デントもついてきてくれることになってね」
サトシ「ポケモンが苦手か・・・
何があったかは知らないけどさ
それを克服しようって思って旅してる時点ですごいことじゃん!」
A「えっ」
デント以外のトレーナーから
こんなに前向きな言葉をかけてもらえると思っていなかった。
驚きの声を隠せない私にサトシは続けて言った。
サトシ「その旅、俺もついて行っちゃだめか?」
急な展開に言葉も出なかった。
サトシからこういう提案をしてくるとは思ってもいなかった。
デントの方を見ると意外そうな顔をしながらも
私にどうするかと目線で訴えかけてくる。
サトシは私という存在を受け入れてくれた。
だから断る理由がなかった。
A「一緒に来てもらえるなら嬉しいな!」
サトシ「ほんとか?!やったぜ!!」
ピカチュウ「ピカッチュウ!」
まだ間近でポケモンを見ることに抵抗がある私でも
サトシと話すことでピカチュウへの
恐怖心は少なくなっていた。
デントの方をちらっと見てみると微笑んではいるが
なにか考えているような気もした。
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作者名:アイス最中 | 作成日時:2023年2月3日 21時