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NAGISA
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漣「俺、なんか変だなって思ってて……」
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漣「……くそっ」
漣「俺がもっと早く注意してればっ…」
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医務室前の通路。
ジュンが悔しそうに拳を壁に打ち付ける。
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巴「自分を責める必要は全くないね、ジュンくん」
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巴「起きてしまったもの…と片付けちゃうのは気が引けるけど、」
巴「仕方ないこと…だね」
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乱「…うん、」
乱「ジュンにも、誰にも、全く非なんてないよ」
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乱「それに、茨の様子には私も何だか“違和感”を感じていたし……」
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日和くんも、きっと感じていたに違いない。
ついさっきまでの茨の“違和感”に。
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何か、取り繕っているような
そんな“違和感”。
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《 カツカツカツカツ…… 》
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ふと、通路の奥から響いてくる足音に
3人揃って顔を上げる。
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巴「Aちゃんっ…」
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驚いたように日和くんは声を上げた。
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「みんなっ」
「大丈夫…！？」
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開口一番、心配の言葉。
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ありがたかったけど、
かなり息の上がっているAさんの方が
大丈夫かなと思ってしまう。
細いヒールで、急いでここまで来るのも
難儀だったに違いない。
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巴「僕たちはピンピンしているね」
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巴「ただ……」
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「…うん、朔間くんから聞いた」
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言葉を濁す日和くんにAさんが言う。
どうして朔間くん？と思ったけれど、
今はそんなことはどうだっていい。
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乱「……軽い火傷で済んだのが、唯一の救いだよ」
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「火傷って…顔でしょ！？」
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乱「…うん」
「…………、」
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Aさんは一瞬、絶句するかのように
言葉を失い、唇を噛み締めた。
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じまさき(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます!そちらの方とあとはぷらいべったーでの更新も考えていますので、お待ちいただければ幸いです* (2022年11月12日 0時) (
レス) id: 01dc0f93ee (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - また私の我儘になってはしまうんですが、make love（？）の方も書いて頂けたらと思います！何度もすいません🙇♀️ (2022年10月11日 23時) (レス) @page47 id: 46b0df9146 (このIDを非表示/違反報告)
じまさき(プロフ) - りんごさん» コメントありがとうございます。完結後のその後のエピソードは書きたいなとは考えているので、実現させたいと思います…!貴重なご意見ありがとうございます* (2022年10月11日 23時) (レス) id: 01dc0f93ee (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 初コメ失礼します🙇♀️このお話が完結したらこのお話の番外編みたいなのが読みたいなと思っています。私の我儘ですがじまさきさんがよければお話しを作っていただきたいです。 (2022年10月2日 0時) (レス) @page45 id: 46b0df9146 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じまさき | 作成日時：2022年6月12日 23時
