隠されたお姫様Part2

第55話 ページ8

Aside


二人きりの部屋で今は紅覇様とどこで寝るか話

し合っています。


紅覇「ねぇ、もういっそふたりともベッドで寝

ちゃえばいいじゃん」


「えっ？」


冗談はやめてください、と思い紅覇様の方を見

ると、ヘラヘラと笑っている訳でもなく、真剣

な顔で、なんだか冗談を言っている雰囲気では

ありませんでした


「で、ですが紅覇様、流石に一緒に寝るの

は．．．」


紅覇「Aちゃんは僕と一緒じゃ嫌なの？」


別に嫌なんかじゃない

もしかしたら心どこかで嬉しいと思っている

自分がいる．．．


「別に嫌な訳ではありません．．．」


紅覇「じゃあ決定ね？」


紅覇様．．．身分の差を考えてくださいよ

周りに知られて困るのは紅覇様なんですよ


「やっぱり私なんかが一緒に寝るのはあまりよ

くないとおもうのですが、」


紅覇「じゃあ、皇子の命令だよ♥︎」


命令って．．．言い返せない

しかも最後に♥︎が見えるんですけど．．．


「それなら仕方が無いので、よろしくお願いし

ます。」


そう言って ペコリ とお辞儀をする



紅覇様って以外と頑固なんですね．．．

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