あたおかほっとけーきの文才成長記録１

ありったけの勇気を出して ページ11

『すとぷりって知ってる？』

母「うん。聞いたことある。たしか、色んなジャンルの活動者さんが集まって、歌ってみたとかゲーム実況とかやってるエンタメグループだよね」

『そう。そのグループが新メンバーを探してたらしくて。昨日、たまたますとぷりのリーダーさんに会ったんだよね。そしたら、歌い手やらない？って言われて…』

母「うーん…でもねぇ…｣

そんな言葉が聞こえたけど、それを遮って言葉を続ける

『もともと、私も歌い手に興味があったの。歌うことは好きだし
なにより
　
．．．．．．．．自分の興味があることで新しい世界に飛び込んで見たかった


…お母さん、言ってたじゃん？Aはどんなことだったら本気になれるんだろうねって。実は私も、何かに本気になってみたかった。いつも勉強も、絵も、いつも中途半端になる自分が嫌いだった。でも私、歌なら本気になれそうなんだ

歌い手なら、面倒な事務所とかにも入らなくていいし、個人情報とかだって出さなくてもいい。学校に通いながらだってできるし、勉強だってこれまで以上に頑張る。
だから………歌い手ならせてくれませんか…？』

母「……………」

お母さんは怖いくらいに静かな目で私を見つめる

やっぱり…無理、かな、、、

そう思って俯いたとき、お母さんの方にから声が聞こえてきた

母「ｽｽﾞｯ……ﾋｯｸ………」

『……！』

お母さん泣いてる？

『お、お母さん…』

母「ごめ…安心して…Aは…本気になって物事に取り組む事がないんじゃないかって…………思ってたから…ｸﾞｽﾝ」

そう言ってお母さんは涙を拭ってこう言った

母「いいよ。歌い手やっても。ただ、無理はしないこと！！あと仮にも中学生だから、勉強ができる前提でやること！！もし、テストで200点代とかとってみな？速攻で活動休止にするからね！」

『は、はい…』

あまりの迫力でちょっと驚いた

母「あ、あと、すとぷりで活動するんだよね？メンバーさんには会ったの？」

『wうん、会ったよ。てか、今玄関の前にいるけどw』

母「え！？そーなの？なんで早く言わなかったの！もーお茶入れてくるから家の中入れて！」

『wはいはい。ということで上がって』

と言うとみんなが家に上がってきた

な「お邪魔します」

ジ「賑やかな親子やなぁ」

さ「声でかすぎて、最後の会話、こっちまで筒抜けだったぞw」

こ「おばさーん！久しぶりー！」

る「ちょっ！！ころちゃん、失礼ですよ！」

莉「そうだよ！」

母私『本当、申し訳ございませんでした。なーくん様殿』な「なにそれ」→←な「結婚する時の挨拶みたいだね」『何言ってんのなーくん(＾＾) 』

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