tragedy 37 ページ37
「もうそろそろクリスマスだね。」
帰り道、小塚君が静かに、でもはっきりと言った。
「そうだね。」
今日は12月23日。
あと二日でクリスマスなんだ。
それにクリスマスを過ぎればあっという間にお正月。
新しい年が迎えるんだ。
こう思うと今年は本当にたくさんの思い出を作ったなって思う。
「小塚君はクリスマス、好き?」
私は聞いてみると小塚君は微笑んで私を見た。
「うん、勿論好きだよ。大イベントの中では一番好きかな。」
「どうして?」
小塚君は少し間を置いてから言った。
「なんだか、神様に見守られてるみたいで。」
神様?
クリスマスなのに?
「サンタってさ、子供の願い事を叶えてくれるでしょ?それって子供に幸せを分けてくれるのと同じなんだって思うんだ。まるで、神様のように。だからかな。」
最後の方は少し笑いながら言っていた。
神様、か。
すると小塚君は少し悲しそうな顔をした。
「でも、爆破事件の犯人が本当にサンタだとしたら、複雑だよ。サンタは幸せをくれるのか。それとも不幸をくれるのか。」
丁度小塚君が言い終わったところで私達は私の家の前に着いた。
「小塚君、今日は送ってくれてありがとう。」
「どういたしまして。じゃあ、外に行く時は遠慮なく僕を呼んでね。じゃあまたね。」
小塚君はニッコリと微笑んでから歩いて行った。
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名も無きバカ(プロフ) - みふぅさん» 来てくれるの!?めっちゃ嬉しい、ありがとう! (2019年3月8日 20時) (レス) id: 6634ee4894 (このIDを非表示/違反報告)
みふぅ(プロフ) - 名も無きバカさん» こちらこそよろしく!話すんだったらボードで話さない?占ツクって一応チャット禁止だからさ。私がなものボード行こっか? (2019年3月5日 8時) (レス) id: 0702c7935e (このIDを非表示/違反報告)
名も無きバカ(プロフ) - みふぅさん» ありがとう!みふぅ!これからよろしくね! (2019年3月5日 6時) (レス) id: 6634ee4894 (このIDを非表示/違反報告)
みふぅ(プロフ) - 名も無きバカさん» 返事遅れてすみません!タメ口でいいですよ!じゃあ、なもって呼びます! (2019年3月5日 1時) (レス) id: 0702c7935e (このIDを非表示/違反報告)
名も無きバカ(プロフ) - みふぅさん» 友達申請許可していただいてありがとうございます!早速ですが、タメ口で話しませんか?私の事は『なも』と呼んでください!返信待ってます。 (2019年2月23日 21時) (レス) id: 6634ee4894 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マカロンY | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/makaronny21/?w=1
作成日時:2018年12月25日 6時