【裏切り】ごめん…ね？みんな…【カノ】

沈黙 ページ26

ヒビヤ「じゃあ…リビングに行こうか」

A「…うん」

下には皆がいる

皆の幸せな空気を壊したくないけど…




沈黙



苦手なんだよね…

早くこの状況から抜け出したい…

こんなときにカノがいれば＿＿＿＿＿


ヒビヤ「ねぇ…何で皆黙るの」

A「え？ヒビヤさん…？」

いつもとは違うヒビヤからあふれてくる何かに戸惑いを隠せなかった

皆も驚いた表情をしている

ヒビヤ「Aさんだって団員でしょ？なんでいつも無視なの？」

キド「お前には解からないんだっ！俺らの気持ちが…」

ヒビヤ「解からないよ！仲間を無視する人の気持ちなんて！」

キド「なっ…そいつは“仲間”なんかじｙ「キド…！」え？」

今…カノの声が聞こえた？

ヒビヤ「今何て言おうとした？サイテ―なのはアンタたちだよ。おじさんだって怒ってるんじゃないの？」

キドはその場で泣き崩れた

セト「で、でもAはカノを…！」

ヒビヤ「おじさんを犠牲にしたって言いたいの？あれは事故でしょ」

セト「Aが嘘をついていなかったらカノは助かったっすよ！」

ヒビヤ「誰にだって意地を張ることはあるでしょ？」

セト「ついていい嘘と悪い嘘だってあるっす！」

ヒビヤ「ついていい方でしょ。Aさんはすぐに泳げないことがばれるけど意地をはったら想定外のことが起きただけ。完全なる事故じゃん」

セト「…」

ヒビヤ「Aさんの昔の性格憶えてる？こんなんじゃなかったよね？さっき聞いた？ヒビヤ“さん”だよ？こんな年下にも敬語になるくらい……辛かったんだよ！皆がここまでAさんを追い込んだんだよ！」

セト「でも…Aが海に行こうってカノをたぶらかしたかもしれないっす！」

ヒビヤ「どこにそんな根拠あんの？仲間を信用しなよ」

セト「Aは海が好きだとカノは知っていたから…Aさえいなければこんなことには！」

ヒビヤ「何言っｔA「もういいの…私が悪いの…ごめんなさい」…こんなAさんをみてまだそんなことが言えるの？」

やめて…私が悪いの…皆は悪くないの…


そこで私の意識は途絶えた

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