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▽.第15話 ページ17

冷たい雨が当たらなくなり、私は目を開けた。



そこには神父の服を着た人が立っていた。

彼の持つ傘は、私の上にある。




A「……っあ…」




あなたは、そう言いかけた途端、意識がふっと遠のき目の前が見えなくなった。





*





次に目を覚ました時には、ベッドの上だった。

私はガバッと体を起こす。




あの人はどこだろう。


きょろきょろと辺りを見渡した。




A「…あ。」


ベッドの横には、コップ1杯分の水とカットされたりんご。




…看病しててくれたのか。


私はこみ上げてくる感情をぐっと押し込め、私を救った彼を探すべくベッドから足を降ろした。




ガチャッ



A「!」

タイミングよく彼は部屋へ入ってきた。



?「もう起きて大丈夫なのか?随分疲れていたようだったが…」


A「…はい、もう大丈夫です。お世話になりました。」



私はサッとポケットに手を回した。

が、その行動は彼によって遮られてしまう。




?「まあまあ、もう少しゆっくりしていくといい。
この街に用があるんだろう?
急ぎじゃないなら是非ここで休め。」


……こいつ。



どこまでお人好しなんだ。








しかしそう言われてしまっては敵わない。


私はその言葉に甘え、もう少しだけ休むことにした。






?「あぁ、そうだ。


名前をまだ聞いてないな。なんて言うんだ?」




ドアの前で彼は振り返って聞いた。



そうか、まだ名前を言っていなかった。
でも私の方は彼のことを知っている。

何故かは言えないけど。






A「私はAと言います。あなたは?」

?「俺か?俺は、









カラ松だ。」

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サクラ - これのアフターストーリーが読みたいです! (2017年4月24日 21時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
まかろ(プロフ) - 望 心己さん» ありがとうございます!更新(そして返信)遅れてすみません〜(>_<)頑張りますね! (2017年1月9日 22時) (レス) id: 94982d6870 (このIDを非表示/違反報告)
望 心己 - 面白いですね! 楽しかったです! 頑張って下さい! (2016年12月18日 16時) (レス) id: a64fa2085a (このIDを非表示/違反報告)
まかろ(プロフ) - 黒バイさん» カラ松「ああ、心配をかけたな。傷は負ったがなんとか生きてるぞ。」だそうです…!よかった!!(( (2016年8月8日 18時) (レス) id: 94982d6870 (このIDを非表示/違反報告)
黒バイ(プロフ) - カラ松様!無事ですか!? (2016年7月29日 9時) (レス) id: dcb396dc31 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まかろ | 作成日時:2016年4月30日 15時

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