▼.第2話 ページ4
Aside
キィィ。
教会の少し重い扉が開かれる。
私は扉の方へ目を向けて、ハッとした。
A「神父様。」
意図せず声のトーンがあがる。
神父、カラ松さんはそんな事を知ってか知らずか、私に向けて
カラ松「あぁ、おはよう。」
と微笑んだ。
カラ松「いつも朝早くから掃除してくれてありがとうな。」
A「そんな、とんでもないです。
身寄りのない私を面倒みてくださっているので、これくらいは。」
カラ松「はは、そうか。
でもここまでしてくれるのはやっぱりありがたい。
俺は良いシスターを拾ったなあ。」
その表情を見るに、きっと本心なのだろう。
私はなにか温かいものを感じながら、「そんな事無いですよ。」と返す。
ﾋﾟﾛﾘﾝｯ
A「あ…神父様。携帯が…」
カラ松「あぁ、すまないな。―――もしもし、どうした？」
何回か言葉を交わした後、カラ松さんは電話を切り私に向けて言った。
カラ松「すまない…仕事で少しここを離れる。あとは頼めるか？」
…まあ、いつものことだから断る理由もない。
A「大丈夫ですよ。お気を付けてくださいね。」
カラ松「ああ、ありがとう。」
再び、教会の扉をギィと開けてカラ松さんは出て行った。
つくづく、忙しい人だ。
私は扉に向けていた目を床に戻し、掃除を再開する。
…が、
トントン、と扉を叩く音に、再び掃除は中断される。
やれやれ…今日は朝から来客か。
私はゆっくりと、音の方へ近づいていった。
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サクラ - これのアフターストーリーが読みたいです！ (2017年4月24日 21時) (
レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
まかろ(プロフ) - 望 心己さん» ありがとうございます！更新(そして返信)遅れてすみません〜(>_<)頑張りますね！ (2017年1月9日 22時) (レス) id: 94982d6870 (このIDを非表示/違反報告)
望 心己 - 面白いですね! 楽しかったです! 頑張って下さい! (2016年12月18日 16時) (レス) id: a64fa2085a (このIDを非表示/違反報告)
まかろ(プロフ) - 黒バイさん» カラ松「ああ、心配をかけたな。傷は負ったがなんとか生きてるぞ。」だそうです…！よかった！！(( (2016年8月8日 18時) (レス) id: 94982d6870 (このIDを非表示/違反報告)
黒バイ(プロフ) - カラ松様！無事ですか！？ (2016年7月29日 9時) (レス) id: dcb396dc31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まかろ | 作成日時：2016年4月30日 15時
