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巴くんが俺に向かって手を伸ばした。
どんよりと雪を降らせていた雲が切れて、一筋の光が巴くんと俺に降り注ぐ。
それが、何かの啓示に見えたんや。
…俺でも、輝いていいんやろうか。
日和「ぼくと一緒に、陽の元に行かない？」
学院から出たかったのが1つ。
もう1つは、最後の希望やったから。
何かに導かれるように巴くんの手を取れば、巴くんが嬉しそうに笑った。
…これで最後にしよう。
もう笑うことも出来なくなった俺を、彼がどう扱うのかをみて、考えよう。
これが最後。
巴くんに手を引かれて、夢ノ咲学院の門まで来た。
巴くんはもう荷物を運び出した後やって言ってたし、俺もなんも残すもんはないし。
なんの未練もなかった。
零「＿＿＿A！！」
ふと聞き覚えのある声がして振り返る。
遠くからかつての親友が走ってくるのが見えた。
…でも
日和「Aくん、行こうね！」
『…うん』
あと数歩。
ほんのあと数歩のところまで零が来とったけど…
零が伸ばした手は、ついぞ俺に届かんかった。
＿＿＿こうして俺は、玲明に入った。
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魚(プロフ) - 永久さん» ありがとうございます！！はわわわわわっ…嬉しいです…！これからも頑張った更新しますので、よろしくお願いします！ (2021年6月28日 21時) (
レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
永久 - 続編ありがとうございます！そしていつも最高の作品をありがとうございます！最近ノスタルジアや崇拝も読ませていただき、ますます魚さんの作品が楽しみになりました！ (2021年6月26日 14時) (レス) id: 8eb18355f8 (このIDを非表示/違反報告)
魚(プロフ) - ねこまるさん» わぁ…！前作、前々作ともにありがとうございます！頑張って更新していきますね！ (2021年6月21日 12時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
ねこまる - 続編ー！嬉しいです！夢主君尊い…。崇拝もノスタルジアも読ませて頂いていました。どちらも私の好きな作品のひとつです! (2021年6月20日 14時) (レス) id: ccf2dbd148 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魚
| 作成日時：2021年6月20日 12時
