48.過去の真実 ページ49
貴利矢『ちょっと酔わせて可愛いよっておだてたら簡単に乗せられちゃってさっ』
にっしー『お前まさか!』
貴利矢『お持ち帰りして美味しく頂きました!』
にっしー『相変わらず最低だな』
貴利矢『あんな子、ちょろいもんだぜ!彼氏が居るからダメとか言いながらさ、可愛い声出すんだぜ?』
まるで酒のアテ程度の話の様に貴利矢が自分との話を西脇と笑っていた。
A「そんな、、九条先生まで、、」
パラド「これがあいつらとの真実さ」
A「何で私にこんなもの見せるの?!」
粉々になりそうな心でAはパラドを睨んだ。
パラド「あいつらの真実を知らなきゃ、真実の愛なんて見つけられないぜ?俺はその手助けをしてやってるんだ!ほら、永夢も!」
A「永夢?」
研修医医局で他の研修医とゲームをしながら笑う永夢がいた。
『永夢、A先生とうまくいってんのかよ?賭けの期限、明日までだぞ』
永夢『まぁ見てろって。押しまくったら落ちるタイプの女なんだよな。A先生を落とせたら俺の勝ちだ。昨日キスしたから絶対行ける!』
A「パラド、もうやめて!これ以上見たくない!みんな酷い、、」
「お前にそんな事を言う資格は無い!」
冷たい声に振り返れば飛彩が立っていた。
飛彩「お前は俺を裏切った。お前も裏切られていた事実を受け止めろ。」
A「飛彩、、」
飛彩「お前など小姫の代わりに過ぎなかった。だからお前など消滅しても構わない。」
Aはポロポロと涙が溢れた。
黎斗も大我も貴利矢も飛彩も、誰も自分の事など愛してくれては無かったのだ。
パラド「A、こんな奴らと真実の愛を見つけられるのか?」
A「でも、みんな私の為にゲームクリアしてくれるって言ったのに!」
パラド「お前は馬鹿だなぁ!あいつらは全員仮面ライダーなんだぜ?ゲームクリアする事が目的なんだ。ゲームクリアの為にお前に愛してるって言ってるだけに決まってるだろ?」
青ざめたAにパラドは笑顔のまま言った。
A「そんな、、」
パラド「誰もお前の事なんか本気で愛そうとしてない。アイツらの過去の真実を見ただろう?」
パラドの言う通りだ。
誰もAの事など元々愛してなんていなかった。
必死で恋をして、心を許して、沢山の思い出と共に輝いていたと思った過去の恋だったのに。
全て自分の独りよがり。
心の中で割れた過去の破片が胸に突き刺さる。
78人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
大崎舞子(プロフ) - moon791さん» ありがとうございます!第2部までもうしばらくお待ち下さい♪ (2018年4月28日 9時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
moon791(プロフ) - 第2部突入ですか!続編を期待して待っています! (2018年4月28日 7時) (レス) id: 5e8cd81772 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - kojiさん» どこかで言わせてみます♪ (2018年4月27日 21時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
koji(プロフ) - 大崎舞子さん» そんなん言われたら悶え死ぬ!!笑 でも‥言われたいっっ!(重症) (2018年4月27日 20時) (レス) id: 91fefba221 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - ウルフさん» 只今、あんまりな夢主ちゃんなのでそのうち誰かに癒してらもらえるはず?? (2018年4月27日 19時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:おおさきまいこ | 作成日時:2018年4月12日 12時