46.過去の、、 ページ47
A「貴方を好きになったらみんなが死んじゃうんでしょ？！そんな設定になってるのに、貴方を好きになるわけないでしょう？！」
パラド「でも、誰の事も好きにならなかったらお前が消滅するんだぜ？もし、あいつらの事を好きになれなかったら、お前は消滅の恐怖から俺に泣きついてくるさ」
A「貴方以外の誰かを好きになるわよ！」
パラド「さぁどうかな？」
A「手を離して！」
パラド「いいぜ？ほら！」
パラドはAの腕を離す。Aは走ってドアに向かうがやはりどうやってもドアは開かない。今度は窓に駆け寄ってみたが、全く開かないし、割ってみた所で窓の下は何十メートルもの遥か下に地面があり、とても脱出は不可能だ。
Aに逃げ道なんかない。
パラド「A、この部屋からは逃げられないぜ？」
ニヤニヤ笑うパラドがまた近づいてくる。パラドの目が赤く光りそれを見たAの身体は動けなくなる。
ゆっくり近づいてくるパラドから逃げたいのに動けない。
目の前まで来たパラドにゆっくりと抱きしめられ、唯一動いた瞼を見開く。
パラド「ちょっとアイツらの様子を見に行こうぜ」
パラドに耳元で囁かれ今度は思わず瞼を閉じる。
すると周りが一気にザワザワっと空気ごと揺れるのを感じ、動けなかった体がふっと軽くなる。
抱きしめていたパラドはAを離し、また腕を掴んだ。
パラド「最初は誰だ？お？ゲンムか！A、目を開けてみろよ」
パラドに言われて目を開けるとそこは幻夢コーポレーションの社長室だった。
夜の社長室で黎斗に抱きしめられているのは自分だった。
A「え？私？？」
パラド「ああ、昔のゲンムとお前だ」
まるで映画の撮影を見ている様な感覚だ。
黎斗に抱きしめられてうっとりとした顔で彼を見上げている自分。それを甘く見つめて黎斗は何か優しく囁いていた。
別れ際、いつも黎斗が愛していると囁いてキスをしてくれた。そんな事を思い出した。
Aにとって甘く懐かしい過去だ。
黎斗と熱いキスをして過去の自分は社長室を後にする。黎斗はパタンとドアが閉まるのを見届けると、ネクタイを緩めて椅子に座る。
すると奥のドアから美人の秘書か何かだろうか。物凄い色気のある女が微笑みながら黎斗に近づいて来る。
A「えっ、、誰？」
パラド「ここからはお前の知らない過去の真実さ」
黎斗が微笑みながらその女に両手を広げると、女はスカートを捲り上げて黎斗に跨った。
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大崎舞子(プロフ) - moon791さん» ありがとうございます！第2部までもうしばらくお待ち下さい♪ (2018年4月28日 9時) (
レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
moon791(プロフ) - 第２部突入ですか！続編を期待して待っています！ (2018年4月28日 7時) (レス) id: 5e8cd81772 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - kojiさん» どこかで言わせてみます♪ (2018年4月27日 21時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
koji(プロフ) - 大崎舞子さん» そんなん言われたら悶え死ぬ!!笑 でも‥言われたいっっ！（重症） (2018年4月27日 20時) (レス) id: 91fefba221 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - ウルフさん» 只今、あんまりな夢主ちゃんなのでそのうち誰かに癒してらもらえるはず？？ (2018年4月27日 19時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おおさきまいこ | 作成日時：2018年4月12日 12時
