『CRには愛があーる？』第1部

44.強いね、フード男 ページ45

変身したライダー達は一斉にフードの男に突っ込んで行くが、ブレイブのガシャコンソードもエグゼイド のガシャコンブレイカーもニヤニヤと笑いながらマントを翻してかわされる。



永夢「くそっ！全くHITしない！」


大我「そいつは強い！気をつけろ！」



少し離れてオレンジ頭のバグスターを撃ち抜きながら大我は永夢達に叫ぶ。



『じゃあ今度はこっちから行くぜ！』



フードの男はサッと手をあげるとアイテムの丸いプレートを空中でザザザっと並べて入れ替え、一つを選んだ。




高速化！！！！！！




高速化アイテムで移動速度のアップしたフードの男が一瞬でライダー達に順に蹴りを入れてぶっ飛ばして行く。


黎斗「ぐおっっ！！！」


ポッピー「黎斗！！！！」



最後に決め技がヒットした黎斗は後方へ跳ね飛ばされて崖から放り出されて体が中に浮く。



貴利矢「ポッピー！CRに全員を戻すんだ！！」


ポッピー「でもAちゃんは？！」


飛彩「ひとまず一旦退け！！」



ポッピーは急いで全員をCRへ転送し、崖から落下していた黎斗は思い切りCRの床へ叩きつけられた。



黎斗「ぐはっっっ！！」


貴利矢「神、大丈夫かよ？」


黎斗「ああ、問題無い」


飛彩「頭をぶつけた方が少しはマトモになるだろう」


黎斗「何？！」


ニコ「ケンカしてる場合じゃないだろ！アイツ、一体何なの？！」


黎斗「私の父が開発した恋愛シュミレーションゲームには、、、あんなラスボスなど居なかったはずだ」


黎斗はうーんと腕組みをして考える。


ポッピー「じゃあ誰なの？？」


永夢「なんか聞いた事のある声と喋り方なんだよなぁ」


永夢はここまで思い出せそうで出てこない誰かを一生懸命考えた。


大我「それとアイツのゲームエリアに置いてきたAの事だ。何とかしてやらねーと」


飛彩「ああ。Aを助けるかどうかは俺はどうでも良いが、Aがアイツと真実の愛を見つけてしまったら俺達はゲームオーバーになる。Aの為にゲームオーバーになるのはゴメンだ」


ニコ「どうやったらアイツぶっ倒せんの？」


黎斗「まずはアイツがどんなバグスターでレベルが幾つか分からなければ攻略は難しい。」


ニコ「じゃあアンタ、さっさとなんか作ってよ！ゲームマスターなんだろ？！1ゲームキャラにぶっ飛ばされたままで悔しくないのかよ！」


ニコに背中を張り飛ばされて黎斗はぐふっとむせた。


黎斗「おのれ西馬ニコ！！見せてやろう！私の神の才能を！！！」

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